【感想・ネタバレ】逆流 越境捜査のレビュー

あらすじ

十年前の死体遺棄事件を追っていた鷺沼が暴漢に刺された。入院した鷺沼に宮野は警視庁管内で起きたが事件化されていない殺人事件があることを告げる。現場は現・財務副大臣を務める木暮参議院議員の旧宅で、死体遺棄事件との関連があるように見えた――。警視庁で未解決事件を捜査する鷺沼と、神奈川県警のはみだし刑事の宮野が活躍する、大好評『越境捜査』シリーズの第4弾。イレギュラーな捜査チームが悪を追い詰める!

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Posted by ブクログ

「長いものには巻かれない。太い尻尾は逃さない」がチームのスローガン。
警視庁捜査一課特命捜査二係の鷺沼と、神奈川県警のはみ出し刑事宮野、それに二係係長三好、若手刑事の井上。
彼らが、警察の闇に挑むシリーズの第4弾。
今回のターゲットは、警察官僚をも牛耳る存在の政治家。さらに、その裏でうごめく暴力団。
今までは、鷺沼たちが追いかける立場だったが、今回に限っては「流れがいつもと違うのよ。なんだか押しまくられているようで、うっかりすると濁流に呑み込まれて溺れ死にそうな気がするね」と、宮野に言わせるほどの難敵。
これが、題名の所以にもなっているようだ。
ターゲットは見えているのに、見えない圧力で押し戻されるという感覚の彼ら。終盤まで、先行きが見えない。
そんななか、今回初登場するのが、負傷しさらに何者かに狙われている鷺沼の警護を、望んで担当する碑文谷署の女性刑事山中彩香。男所帯だったチームに華を添えている。
今後もチームの一員となるのか、去就が楽しみ。

政治家絡みの刑事事犯に手をつけると、いくら成績優秀で警視総監賞を段ボール箱一箱も貰っていても、巡査部長止まりのまま定年を迎えると、三好係長が語っているが、これってよくあること?

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2017年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

越境捜査シリーズ第4作目
今回から新キャラ登場、女性警官の山中彩香巡査。格闘技と射撃のスペシャリストで美人。非常にベタだが、こういう人を入れておくと物語は展開させやすい。

ってことで、4作目ともなるとマンネリ感は否めず。宮野と鷺沼の絡みなんかは、予定調和マンネリが楽しい俺としても、ちょっと慣れてきてる感じがあるので、飽きやすい読者にはそろそろシリーズから離れていくタイミングなんかも。

政治家とヤクザがグルになった巨悪をやっつけるってのも食傷気味の展開だし、そろそろなんか手を打った方がいいんじゃないか?笹本さん…まぁ、マンネリ好きの俺は、ある程度の間隔さえ空ければ、次回作も楽しく読めるとは思うけど(とかいいつつ新宿鮫とか途中放棄してるんやけど)

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2023年06月20日

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