あらすじ
日本企業は、国内では激しい同質競争で疲弊し、グローバルでは新興国企業にコスト競争をしかけられ、利益率の低下に悩んでいる。どうすれば薄利の奪い合いから脱却できるのか。やみくもに売上やシェアを増やさなくても、競争しない状態を作ることによって、利益率は高められる。本書はその戦略を、50社以上の企業事例をもとに、実践的に解説する。
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Posted by ブクログ
わたしが勤める会社はリーダー企業ではなく、これから新しい事業にも手を出そうとしている。
そんな境遇にあって、もっと戦略を考えなければならないな、と強く考えさせられた一冊。
特に覚えておきたいと思ったのは以下。
・リーダー企業がチャレンジャーに対して簡単に出来る対抗策は、同質化。差別化を無効化する。→同質化しづらいものをつくるべき。
・ニッチ市場も、規模が大きくなれば大手が参入してきてしまう。
・利益率は低めに見せる。大手は固定費が高いので利益率が低いものは手を出せない。
・大手の強みを弱みにしてしまうものをつくる(不協和戦戦略)
・大手のバリューチェーンに入り込むやり方もある(協調戦略)