【感想・ネタバレ】おもかげ橋のレビュー

あらすじ

剣は一流だが道場には閑古鳥の鳴く弥市。武士の身分を捨て商家に婿入りした喜平次。十六年前に故郷を追われ、江戸で暮らす二人の元に、初恋の女・萩乃が逃れてくる。だが、彼女の変わらぬ美しさの裏には危うい事情があった。一方、国許では化け物と恐れられた男が返り咲き、藩を二分する政争が起き――。再会は宿命か策略か? 儘ならぬ人生を描く傑作時代小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

葉室麟さんの作品は初めてだったが、文章もすっきりとしていてとても読みやすかった。

悪者退治を話しの軸に、弥市と喜平次の過去と現在の揺れ動く恋心にちょっと切なくなった。二人がいい男なだけにふらふらしていて、どっちつかずの萩乃の良さがよくわからなかった。美人は得ですなぁ。弥市が大福餅の弥生さんを選んでくれてよかった!

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2020年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

葉室さん得意の、仇討と藩政の不正を暴く痛快時代劇…かと思いきや、なんとファムファタールものとは、ビックリ。

とにかくヒロインがヤな奴で、幸薄い系の美女を装って男どもを手玉に取るって感じの、涙は女の武器なのよ、それも必殺技じゃなくて標準装備なのよ的な…こういう女おるわぁ。

物語の本筋はひねりのない直球な時代劇だけど、この悪ヒロインの存在が手元でクイっと曲がる的に効いててオモロい仕上がりになっている。葉室さんってこういう読ませ方もするんやなぁ。

でも、やっぱこの女、キラいやな

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2016年01月02日

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