あらすじ
高校生の高城一砂は、幼い頃に別れた一つ年上の姉・千砂と再会し、高城家に代々伝わる「病」のことを聞く。その「病」は、発病すると「吸血鬼」のように、他人の血が欲しくなるという。やがて発病し、発作に苦しむ一砂に千砂は自らの血を与えるが……。
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Posted by ブクログ
暗い話ですね。最後は少しだけ明るく終わったけど。
冬目景のマンガっておんなじこと繰り返すっていうか、グダグダするの好きだよね。全7巻だけど、描く人が描けば3巻もあれば終わる内容の話だよね。オチ自体も大したことはないかなあ…
ただ、僕は絵が好きなのと、雰囲気が好きだから満足でした。話の面白さを求める場合は楽しめない人も多いと思う。
Posted by ブクログ
古本屋で大人買い
以前から読みたいと思っていたのだけれど
どうしてか手が出せずにいた作品
冬目景の作品は「黒鉄」が好きだった
前回の本の整理で売ってしまった
もう一度読みたいなぁ
今度また古本屋で探してみよう
で
「羊のうた」
ふたりが倒れているシーンは
一緒に逝けてよかったな
と思ったのだけれど・・・
忘れられてしまうのは
何も残らない
もっとも残酷な結末
作者は希望が持てる最後になった
と書いていたけれど
全く違うと感じてしまった
5巻の表紙が好き
Posted by ブクログ
全7巻
最終話をどう捉えるかによって評価は変わってくるだろう。
少なくとも冬目氏自身はもともと当初は最終話手前で終わらせるつもりだったのだろうが、長期連載中に登場人物に対する情が移ってしまったのだろう。
第1話の中で、絵の具で真っ赤に染まったキャンバスを見た一砂が八重樫との間で交わした会話
「どーしたらもとにもどる?」
「もうもどらないよ」
これは奇病の症状が現れた一砂の行く末を暗示した重要な会話だった筈だが、最終話であっさり「もとにもどって」しまったために、ストーリーの一貫性は損なわれてしまったと思う。
最終話に対する評価は、話としての首尾一貫性を重く見るか、登場人物への思い入れを重視するかのリトマス試験紙でもある。