【感想・ネタバレ】我もまたアルカディアにありのレビュー

あらすじ

「我々は世界の終末に備えています」そう主張する団体により建造されたアルカディアマンション。そこでは働かずとも生活が保障され、ただ娯楽を消費すればいいと言うが……創作のために体の一部を削ぎ落とした男の旅路「クロージング・タイム」、大気汚染下でバイクに乗りたい男と彼に片思いをする不器用な少女の物語「ラヴィン・ユー」など、鬼才が繊細な筆致で問いかける、閉塞した天国と開放的な煉獄での終末のかたち。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

世界の終末に備え建設された「アルカディアマンション」にまつわる御園一族の物語。各話ごとに時系列・世代が前後し、アルカディアマンションにまつわる謎が回収されてゆく構造になっている。

理想郷を追い求める日本が社会の均質化を招き、人々はマンションの中で暇潰しのように一生を終える。その世相の最中アル・ジャンナの血族は均質化に抵抗するように暴れまわる。

理想郷のために破壊するもの、維持し管理するもの、その過程を生きる個々人の人生に画一的な理想郷は無いのだろうなと思う。
短いながら数世代に渡るスケールで、彼らの生への諦念・情熱を楽しめた。

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2017年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生活保護者を集めたマンションから始まり、ベーシックインカム、生活すべてを提供するシェルター、成長や肉体改造を制御が可能になった未来。
生きていくだけならオートモードでいけるが、それぞれの満足を求める話。

0
2015年11月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「クロージング・タイム」★★★
「ペインキラー」★★★★
「ラヴィン・ユー」★★★
「ディス・ランド・イズ・ユア・ランド」★★★

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2015年07月12日

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