【感想・ネタバレ】快感回路 なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのかのレビュー

あらすじ

セックス、薬物、アルコール、高カロリー食、ギャンブル、慈善活動……数々の実験とエピソードを交えつつ、快感と依存のしくみを解明。最新科学でここまでわかった、なぜ私たちはあれにハマるのか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

肥満した若い女性と痩せた若い女性を被験者として、チョコレートミルクセーキを飲んでもらった。

その結果、肥満の被験者の方が痩せた被験者よりも、チョコレートミルクセーキの一口が引きおこす脳の活性化が小さいことがわかった。

これは快楽回路が鈍感になるという結果だ。

さらに、肥満の人はミルクセーキを飲む前、飲もうとしている時に、快感回路が比較的に大きく活性化する。

つまり皮肉なことに、彼らは大きな報酬を望んでいながら、実際には小さな報酬しか得られないようなのだ。

そもそも肥満の人は、痩せようと思いダイエットをして体重が減っている時は

飢餓状態にあるため、ダイエットをしていない人よりも食事が魅力的に見える。

昔は、今のように食物が豊富にないため、栄養を蓄える必要がある。その記憶が刷り込まれているため

現代の人類が体重を大幅に落としてそれを維持しようとする時、その努力は、数百万年すみ重ねられた進化に抵抗することなのだ。

これを考えるとダイエットを成功させた人というは、並みの精神ではありませんね。。。

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2020年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最新科学の啓蒙書なので、結論は常に留保付だけど、いろいろ興味深い。メインテーマは「依存症」。過去の恐怖の人体実験から、変態とは何ぞやといったつかみ、脳内麻薬様物質の働く様子まで、おもしろエピソードもモリだくさん。人間の脳みそは進化の過程でいきあたりばったりの増改築を繰り返した結果だそうで、まあ21世紀の現状がこんななのもしかたない気が…

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2014年09月11日

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