【感想・ネタバレ】料理番 名残りの雪 包丁人侍事件帖(7)のレビュー

あらすじ

ある日、幼馴染みの添番、片桐隼人とともに訪れた蕎麦屋で、酒に溺れた旗本、二宮一矢に出会う。二宮が酒をやめる代わりに、惣介が腹回りを一尺減らすという約束をしてしまい、不本意ながら食事制限を始めるが――。

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Posted by ブクログ

江戸城御広敷御膳所で将軍家斉の食事を作る、ぽっちゃり系の御家人・鮎川惣介(あゆかわ そうすけ)と、その幼馴染で大奥の添番(そえばん)(警護)を務める、シュッとした御家人・片桐隼人(かたぎり はやと)が事件を解決するシリーズ第7弾。
今回は、優れた弓の腕を持ちながら、酒で身を持ち崩しそうになっている若い旗本と、いよいよ生活習慣病の危機か、という惣介のウエスト周りをどうにかしなくてはならない、というストーリーを軸に、例によって、大奥で怪しい事件が起きる。

第一話 嫌な女
大奥の厠で赤子の骸が見つかる。
「嫌な女」レベルではない。
以前出てきた「池袋の女」顔負けのサイコパスでは?
ある意味無邪気だった池袋に対して、こちらは策も弄するし周りの後ろ盾もある。
末恐ろしい。

第二話 二本の矢
若い旗本兄弟のために奔走する惣介と隼人が素晴らしい。
隼人は、子ができてからコミカルな部分も出てきたが、他人に対する情のかけ方も変わった気がする。
そしていつもながら、上様が名君なのである。

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2022年11月29日

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