あらすじ
江戸城の料理人、鮎川惣介は、持ち前の嗅覚で数々の難事件を解決してきた。ある日、将軍家斉から西の丸で起きているいじめの詳細を知りたいと異動を言い渡される。事件の全容を詳らかにすべく奔走したのだが――。
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Posted by ブクログ
江戸城の料理人、ぽっちゃり癒し系・鮎川惣介(あゆかわ そうすけ)と、幼馴染で大奥の警護係を務める片桐隼人(かたぎり はやと)のシリーズ、第6弾。
惣介は、家斉からまたも、内密の調査を命じられる。
職場でのいじめ・・・自殺・・・
現実でも、学校のいじめで先生も一緒に葬式ごっことか、あったなあ・・・
隼人の見ている大奥でのドロドロは、江戸城内での特殊感があるが、今回の西の丸御膳所のケースは、現代に通じるものがあって、とてもリアルに感じられる。
そして、惣介たちに家庭内の悩みもあり。
隼人の妻・八重がやっと子宝に恵まれ、無事に赤子を産み落としたが、双子だったために悶着になる。
この姑の要らん発言と言ったら・・・
もう、本当に隼人に同情する。
けど、その後の行動はどうよ?
意外とアホでしたな。
雪之丞は意外に漢でしたが・・・こちらも、このやり方は良かったのかどうか。
でも、あの時はそうするしかなかったのかな・・・
そしてなんと、惣介の娘・鈴菜(すずな)に縁談が持ち上がる!
第一話 雪之丞ご難
第二話 惣介の鼻
第三話 鈴菜の縁談
第二話までで西の丸御膳所の騒動は一旦収まったものの、第三話では、今後の新たな騒動に発展しそうな煙がぶすぶすとくすぶってきた。
上に立つものは、諦めてはならない。そうですね。