【感想・ネタバレ】パパと親父のウチご飯 9巻のレビュー

仕事で海外へ赴任するという元カノから子供を預けられた整体師の千石哲。浮気した妻と離婚して子供を引き取った漫画編集者の晴海昌弘。そんなシングルファーザー同士が、あるきっかけから晴海の部屋でルームシェアをしながらそれぞれの子供である愛梨と清一郎と暮らす日々を描いたこの作品。幼稚園に通う愛梨と清一郎は、好き嫌いやわがままを言っては反省して、友達と喧嘩しては仲直りして…と何ともまぁ子供らしくてかわいい子供たちで、その姿を見ているだけでもなんだか癒されます。一方、シングルファーザーである千石と晴海も、子育てを含めた家庭はもちろん、仕事にも自分の親にも悪戦苦闘…とこちらもいい意味でどこにでもいそうな大人たちで、うっかりしていると身につまされたりもします。そんな彼らが、悩んたり迷ったり、他人を助けたり他人に助けられたり、子供たちだけでなく大人たちも成長を見せたりする様子を、家でご飯を作って食べることを通じてとても丁寧に描いているところが私はとても好きです。作中ではお料理シーンもかなり長く描かれているのですが、巻末には作中に出てくる料理のレシピもきっちり載っていて、読み終わるとあれもこれも食べたくなるのにはちょっと困るかもしれません。
そして、本当はご飯より酒の肴のほうが好きなあなた、もしくはこのパパと親父が気になって仕方がないあなたには、スピンアウトである『パパと親父のウチ呑み』も激しくおすすめです!

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ネタバレ購入済み

今回も美味しそうでした!

2020年12月15日

サワークリームドーナツを見てるとじゅるり… リリー先生可愛いです!
ちびっこ2人がこのまま英会話続けて、英語ペラペラな高校生になって2人一緒にインターナショナルスクールとか通うようになってたらカッコいいな…!とか妄想しちゃいました笑

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ネタバレ購入済み

2020年12月02日

晴海が刃物触れられなくなったきっかけの漫画家さんが出てきます。
そして、哲店繁盛、子供らの行動範囲の広さによる手狭の問題。
次巻は哲ママ登場?

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購入済み

楽しそう

NNN
2020年11月12日

値下げ中に一気に購入。子供達と作る料理がとても羨ましいし、素敵です。レシピものってるし、参考にして今度一緒に作ってみたいです。
もちろん、内容も面白くて、見入ってしまいます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年01月27日

はじめてのお使いを見守る為に変装してる千石くんがホント可愛い…可愛い…前髪尊い…
あと順調にパパ友が増えてるのも良い。
しかしラストが不穏。
最近揺らぐのは晴海ばっかりで千石くんは安定してたからなー、久しぶりに荒れる千石くんが見れるの楽しみ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年12月07日

家飲みのほうとチェリまほと同時購入。比較的、心穏やかに見られる回ばっかりでよかった。9巻好きだな。

ビーフストロガノフ(お遣い編)がめちゃくちゃ美味しそうだったので作った。材料揃えたら一瞬でできるし、あっさりめで好みのお味でした! これからビーフストロガノフはこのレシピで作る~! しかも、ビーフス...続きを読むトロガノフ作ると半量くらい残るサワークリームの活用レシピ、もう一個用意してあって「わかってる……」と思った。

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Posted by ブクログ 2018年11月20日

ついに、この『パパと親父のウチご飯』も一つ目の大台手前まで来た
他の作品と同じく、実に嬉しく、描き手の豊田先生と作り手の編集者さんに御礼を心から言いたいものである
この『パパと親父のウチご飯』は、ともかく、ストーリーがいいな、と私は思う
基本的には、食事と育児の掛け算的なストーリーなのだが、仕事や進...続きを読む路と言った、人なら直面する問題にもまた、取り組んでくれている
自分の育児は間違ってないだろうか、と悩んでいる人だけでなく、自分は将来、どうなりたいのか、と葛藤している人にも、考えの幅を広げる光を灯すなんて、凄い青年漫画じゃないだろうか
ストーリーの良さを支えているのが、確かな実力と地道な努力で培った高い画力であるのは言うまでもないが、キャラもまた、ストーリーの芯をぐらつかせない足場になっている
このキャラは、こんな過去があるから、こういう境遇だから、この個性を持つに到ったんだな、と読み手を納得させる
綺麗事かもしれないけど、どん底にいて、ここで終わっても良い、と勝手にやさぐれている人間が、お節介な他人が自分に伸ばしてくれた手を掴んで、また、日の当たる世界に戻ってきて、自分の限界よりちょっと広い範囲で頑張り直してみよう、って展開は好きだ
つくづく、人の歩みを止めるのは、諦観なんだな、と思う
同時に、人は夢を捨てたつもりでいても、実際には諦めきれず、なりたい自分になるための努力をしてしまうものだ
その姿は、ある者には滑稽で見苦しいものと映るのだろう。けれど、そんな潔さに欠ける姿に、喝を入れられる者もいる
足掻く人間を笑い、嘲る者と、応援し、応援される者、どちらになりたいか。当然、後者だ
人は成長すればするほど、厚くて高い壁にぶつかるようになる
壁がない道に進む、それも間違いでないけれど、面白くないよな、と思う
自分の人生を充実させられるのは、自分だけだ。充実させられる人間は、壁に挑み続けられる
壁に挑む事が楽しみになってくる人間の人生は面白く、その人生が多くの人の刺激となり、その者の壁に挑むモチベーションとなるのだろう
何が言いたいのか、分からなくなりそうになったが、つまり、様々な問題に直面し、それから逃げないキャラクターらの縁が絡み合うストーリーが美味しい、この『パパと親父のウチご飯』は面白く、描き手の豊田先生を尊敬できるってことだ
どうやら、(10)では、これまで以上に重い問題に、哲が挑むようだ
果たして、哲はどう立ち向かい、晴海さんは彼をどうサポートし、何より、子供らはどんな変化を迎えるのか、楽しみである
どの作品にも舌鼓が打てた。その中でも、私的にグッと来たのは、43話「ビーフストロガノフ」だ
ざっくり言うと、初めてのおつかいエピソード
育児ものなので、いつかは読める、と期待していたのだが、まさか、こんなにも良いとは!!
さすがに、一回り大きくなったとは言えないにしても、皮を脱ぎ捨てるとっかかりくらいは、この回で掴んだかも知れない
普段は、大人しい、と言うより、引っ込み思案な清一郎が、安易に楽な方向へ流されず、駄目な物は駄目、と言える芯の強さを魅せたシーンには、目頭が熱くなってしまった
ギャップ萌えとは、また、別味かもしれないにしろ、この手の頑固さを持っているショタは大好きだ
そんな頑張った子供らに、哲が特別な料理を振る舞うってのが、また、オツだ
この台詞を引用に選んだのは、やっぱり、親子だなぁ、と感じたので
もちろん、最初から、こんなに諦めが悪かった訳じゃないだろう、晴海さんも
彼が、ここまでの熱さを見せるのは、哲を筆頭にして、多くの人から良い影響を受けたからに違いない
人を変えたい、動かしたいのなら、まず、自分が変わらなきゃいけない、率先して動くべきってことか
読み手の心を震わせる漫画ってのは、晴海さんのようにしつこさが長所の編集者さんがいてこそ、世に出るんだろうな
改めて、感謝すると同時に、自分は漫画の編集者にはなれないな、と思った
だから、晴海さんのような担当さんに付いて貰えるような、小説家になろう

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Posted by ブクログ 2018年11月06日

ここ何巻か、晴海・千石ファミリーの一件が
続いていたので、やや影が薄くなっていた
先生姉妹が久しぶりに登場。
彼女たちのところにも時間が流れ、
それぞれにドラマは進んでいます。
進路かぁ…。『甘々と稲妻』にも同じような
展開があったけれど、それだけ誰しもが抱える
悩みの時期だということなんでしょうね...続きを読む
千石くんのところにもまた何か火種が出そうな引き。
落ち着くまでにはまだまだかかりそうです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月08日

やっぱり諦めきれないものだよね。先生、バズってよかった。ふたりの初めてのおつかいに習いごと。こどもたちも大きくなっていくね。それを見つめる一人の女性。千石も過去と向き合うことになりそう。茶碗蒸しもレンチンならすぐできそう。

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