【感想・ネタバレ】未来からのホットラインのレビュー

あらすじ

スコットランドの寒村の古城で暮らすノーベル賞物理学者。この老科学者が地下の実験室で開発したのは、60秒過去の自分へ、6文字までのメッセージを送るプログラムだった。孫たちとともに実験を続けるうち、彼らは届いたメッセージを60秒後に送信しないという選択をしたが、何も起こらなかった。だがメッセージは手元に残っている。では送信者は誰なのか?そして、この宇宙はいったいどうやってできあがっているのか?ハードSFの巨星が緻密に描き上げる“時間間通信”の姿。大胆不敵な時間SF!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シュタインズ・ゲートの元ネタというかシュタゲがリスペクトしているであろう内容。タイムトラベル物でまさかのラブストーリー…!「忘れてなんかいないわ」にちょっと泣いてしまった。

新しいなと思ったのは(1980年の作品なのに!)タイムトラベルの実現について国家をまたいで共有し、地球の未来を守るために首脳陣が知恵を絞っていく過程。もちろん打算や独り占めしたい各国の思惑も混ざるが、それでも歴史改変の危険性回避のために最善を尽くそうという強い意志がありそこも泣けた。

長編なのでずいぶん長いこと欲しいものリストに入れたまま放置していたが、読んで良かった。

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2018年11月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

特に物語後半からの推進力がスゴかった。
単純なタイムトラベルものではなく、制約がある中、過去の自分を信じて大切な情報をリレーしていく姿に心打たれた。
友を世界を救うために過去を改変しようとする。
そして運命の人には、どんな時間軸であろうと出逢える(出逢ってしまう)のが素敵だった。

0
2024年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホーガンよ、前置きがあまりにも長いし細かいし難しい。
物語の世界では、発明したコンピューターの実験により、過去に干渉すると未来が書き変わってしまう。本来あったはずの未来から干渉してきていることが証明できたが、未来はすでに書き変わっている。単純な直列宇宙でもなくパラレルワールドでもないところが面白い。

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2025年03月19日

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