あらすじ
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1980年に日本で生まれた無印良品が、世界市場で成長を続けている。生活者の視点でのものづくり、簡素にして上質なデザイン――それらはどのようにして生まれるのか。無印良品を支えるクリエーターたちへのインタビューと詳細な取材を基に、無印良品の「デザインの秘密」を分析する。本書は、無印良品の成功の秘密をデザインの視点から考察しようというものである。「プロダクトデザイン」「コミュニケーションデザイン」「店舗デザイン」という切り口でさまざまに考察しているが、最も大切なのは大元にある思想を理解することだと考える。そこで本書を構成するに当たっては、4人のアドバイザリーボードの方々にインタビューにご協力いただいた。無印良品を支えるアドバイザリーボードの言葉は、読者が無印良品の成功の秘密を知るための助けになるはずだ。
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Posted by ブクログ
目指すのは究極の“これでいい”。
デザインを経営に活かす。
メインデザイナーが社外にいる、ということの効果。
無印良品の商品デザインの話かと思ったら、良品計画という会社そのものの在り方の話だった。
面白い。
★プロダクトデザイン
月1回のアドバイザリーボードミーティング。
結論は求めない。価値観を共有する場。
実際の開発に着手する前に、まず「どんな商品が求められているのか」を見極める。
オブザベーションを効果的に行うためには、異なる分野の人間がチームを組むことが重要。
デザイナーは視覚化する能力に秀でている。
最後の線まで書き込んで全体像を明確にしたうえで経営者に提言しなければならない。
壁化する家電、残る家電
⇒壁に近いものほど部屋の一部としてなじむように四角く、人に近いものほど体になじむように丸くなる
★コミュニケーションデザイン
エンプティネスという概念。
シンプルとは違う、イマジネーションの共有。
IDEA PARK
⇒顧客とのコミュニケーション、社内での共有
Found MUJI
⇒”世界各地の無印良品”を見つける、その価値観を共有する
⇒顧客、社内スタッフ、店舗スタッフ