あらすじ
大人気コミックの映画版を完全ノベライズ!
行方知れずだった父の葬式で、三姉妹は腹違いの妹に出会う。大人以上に気丈な異母妹―すずに、長女の幸は声をかける。「一緒に暮らさない?」
しっかり者の長女・幸。姉とぶつかることの多い次女・佳乃。マイペースな三女・千佳。そして、不倫の子であると負い目を抱えながらも鎌倉に来る決意をした四女、すず。四姉妹の生活が始まったが…。
鎌倉を舞台に、人の強さ、弱さ、優しさを温かい視点で描いた大ベストセラー・マンガ大賞2013受賞、「flowers」で連載中の大人気コミック『海街diary』を実写映画化、その完全ノベライズをお届け!
2015年6月13日公開。監督・脚本は是枝裕和、四姉妹キャストは綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。
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Posted by ブクログ
映画を鑑賞しました。
あんな美人4姉妹が仲睦まじい様子、いつまでも見ていられる…と思って終始見入ってしまいました。
(個人的には、15歳の広瀬すずさんのあどけなさが残りつつ大人びた可愛らしい表情に釘付けでした)
三姉妹と腹違いの妹が一つ屋根の下で住むということになれば、両親を巡り、複雑で完全に割り切れない想いを抱えて葛藤することは避けられないことだったと思う。しかし日々の暮らしの中で姉妹の絆が育まれていき、三姉妹が「すずを生んでくれた父はいい人だったんだと思う」と、すずという妹に出会えた運命への感謝の感情が大きくなっていて、家庭環境の壁を打ち破った家族愛の大きさを感じ感動しました。
父親が別の女性との間に作った子供——と表面だけとれば嫌悪を感じるかもしれないが、その肩書きに子どもを巻き込んではならないな、とも感じた。
Posted by ブクログ
4姉妹のうちの、幸とすず、特に良かったな。
物語に登場する前の、彼女たちの過去が立体的に浮かび上がるような気がして。
友人は映画を勧めていたが僕は、
コミック→映画→脚本→小説 の中の小説を読んだ。
実際にはなかなかあり得ない家族構成かもしれないけれど、
血のつながりがなくても、心の壁や距離がちょっとずつ取り払われていく様子は、
自分にも周りにも、厳しいなぁ、と感じる日々の生活の中で、
ああ、巡り逢えてよかった、と思える物語だった。
Posted by ブクログ
よかったぁ。
鎌倉の古い一軒家に住みたくなった。
映画も観たけど、映画で泣いたシーンで同じとこで泣いた。
幸がすずを高台に行って抱きしめるシーン。
幸ねえって呼んでるのかと思ってたけど、シャチねえだったんだ。(いつも長女らしく怒ってるから)
この配役も絶妙に合っていた。(母親役の大竹しのぶは微妙だったけど)
ちょっと4姉妹ということで向田邦子の阿修羅のごとくを
思い出しちゃった。