あらすじ
2020年、オリンピックを目前に控え、“浄化作戦”と称した異常な排斥運動が行われている東京。漫画家・日比野幹雄は「DARK・WALKER」を雑誌に発表するが、一人の抗議文により、掲載中止に追い込まれてしまう。単行本が有害指定を受けるリスクを感じながらも、Web掲載に活路を見出す日比野。そんな時、「DARK・WALKER」の翻訳出版権獲得を目指す、アメリカの翻訳出版社代表・アルフレッドから有害指定を避ける有効な方法があると言われ──!? “表現の自由”を巡る衝撃作、クライマックス!!!!
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人の規範意識とは
児ポ、表現、その他規制を拙速に法制化している昨今、
それに何らの危機感も抱かない人は居ない。
人の規範意識とは、感情や世界情勢等に左右されるもの。だから揺れるし脆い。
その危うさが表現されていて、大変良い作品だと思う。
Posted by ブクログ
希望の光を未来に丸投げして終わる、割と救いのないストーリー。
正直者が馬鹿を見る傾向は年々強まっているように思われるので、こういう世界もすぐそこまで迫っているのかも。
世論なんて声の大きい誰かのさじ加減ひとつで180度変わっちゃうから恐ろしい。
マスコミがマスゴミ化して、「若奥様のナマ下着」事件のようなことも今では日常的だしなあ。
真実を見極める眼力を養わなければ、と思った。
Posted by ブクログ
東京オリンピックに向けて最悪の場合、有り得る表現規制シナリオ。
権力あるノイジーマイノリティを見極めよ。彼の者が真の敵である。
サイレンとマジョリティは声を上げよ。牧場の羊になってはいけない。
扇動に乗るな。それは楽だが屠殺場への道である。