【感想・ネタバレ】マギの聖骨 下のレビュー

あらすじ

古代の錬金術師と暗殺者という二つの顔を持つ秘密結社ドラゴンコートが、マギの聖骨を手に入れた目的はただ一つ。狂信者のみが夢想しうるような恐るべき殺戮を実現するためであった。グレイ、レイチェル、そしてシグマの隊員たちは、聖書に記された謎を解きながら、ドラゴンコートと激しい戦いを展開する。聖骨の行方を追い、ケルンからミラノ、ローマ、ヴァチカンと舞台はめまぐるしく移り変わる。やがてファロス島の海底に眠るアレクサンダー大王の墓から、黄金の鍵を見つけ出した彼らは、最終決戦の地へと向かう。古代から中世へと続く闇の歴史の中に埋もれたその場所では、宗教と科学の力が一体となって、人類史上かつてない恐怖が生まれようとしていた……。ケルンからミラノ、ローマ、ヴァチカン――聖書に記された謎を解き聖骨の行方を追うシグマフォース。歴史の闇に埋もれた謎が解き明かされる時、人類史上かつてない恐怖が起きる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第1弾の後編。
ギルドの謎の女性セイチャン、ドラゴンコートの一味たちに出し抜かれつつ追いつきつつで物語は地中海周辺を縦横無尽に行き来し、謎を解き明かしていく。
それにしても、だんだんと誰が敵で誰が味方なのか、疑心暗鬼に駆られていくストーリー展開に、結局信じられるのはヴィゴー、レイチェルとシグマフォースの面々だけかと思い知らされる。ヴァチカン内部にすら内通者がいるのかという状況であれば、やきもきするペインターを尻目にグレイが連絡を絶つのもわかる気がする。最後の最後に、内通者が奴だったのか、と思ったときにはまんまと作者にしてやられた。
相変わらず、ダン・ブラウンほどの疾走感はないものの(これは訳者の力量なのかもしれないが)、その蘊蓄やストーリー展開は飽きさせない。落としどころはやや強引な感はあるし、ご都合主義的展開も多分にあるが、些末なことと割り切って物語に没頭すればかなり面白い。
続編にも期待。

0
2013年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書店時代は文庫担当でした。
かぐりんが働いてた書店は、
ライトノベルはコミック担当がやってたんでよく知らないです。
外国文学=外文も読まないのに担当してたっすね。
でも、
よく売れてたのが、
初代「ミレニアム」シリーズ
有名な映画化もされてたりもするダヴィンチコードなどの「ラングドン教授」シリーズ
で、
今回の「シグマフォース」シリーズですね。
最初の「マギの聖骨」です!
ちなみに、
この「マギの聖骨」と、
今読んでる4作目「ロマの血脈」を読んでみたくって今回から読み始めた。
その次のケルトも気になる。。。


秘密特殊部隊のシグマフォースに所属してるのが主人公グレイ。
その上司がペインター。
グレイの相棒がモンク。
同じチームメイトがキャット。
今回の事件で民間人の協力者が2名いてヴィゴーさんと孫のレイチェル
グレイの敵がセイチャン


シグマフォースはいわゆる、
武器を手に取った科学者って位置づけで、
敵のドラゴンコートは暗殺者ですが錬金術師なんです!
と、
読むとどこぞのライトノベルだ?!
と、
思うけど最新の化学兵器なども登場することからドンパチっぽいけど、
ラングドンさんに通ずる歴史と科学とがカオスってるお話しです。
ちなみに、
シグマフォースは実在しないのかな?
インペリアルドラゴンコートは存在してる団体さんなんだって!
ギルドは?


4作まで読んじゃってるからの感想ですが、
古代人って何でそれ知ってるの?
と、
思うことがたくさんあるよね。
ムーでもそういうの読んでたからなんとなくつかんじゃうけど、
いわゆるオーパーツとかさ、
なんでそれその時代で理解してたのって凄い疑問だ!
どうやって聖骨作ったんでしょうね?


ミレニアムは微妙かな?
ラングドンもですが、
このシグマフォースも世界観が広いのね。
これほどの、
広さと深さを物語りとして書けるのが凄い。
スケールのでかさはやっぱり日本人じゃできないかな?
どんなものでもそうですが、
この1巻はやっぱり、
みなさんの自己紹介な部分もあるし、
これからの展開を示唆するという意味でおもしろいです。
続き読みたくなる良書!


最後に、
なんでマギの聖骨が気になったかって?
マギっていわゆる、
「東方三博士」なんですよ。
聞いたことないエヴァなんかで?
ガスパール
メルキオール
バルタザールって。
実は、
後1人いるって噂があるんです!
それも書かれてその正体にびっくりしたわ!
読む価値あった!
最後に、
「求めよ、さらば与えられん」

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2019年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上・下巻 東方の三賢者・マギの聖骨をめぐる歴史ミステリー。
聖骨を狙う組織・ドラゴンコートとそれを阻止するべく米国国防総省の秘密特殊部隊シグマフォースとの戦い。
ヴァチカンと敵だか見方だかよく分からないギルドの工作員もかかわってくる。
歴史的事実に隠された秘密を1つずつ紐解いていく先にある真実とは

歴史的背景はすべて事実をベースにしており、それだけでも面白いのですが、科学的な要素も深くかかわっており、「m状態の金」などちょっと調べてみたくなった。
話の展開としてはこの手の歴史ミステリーではありがちな、内部にスパイがいたりするのだが、謎解きは好きなのでさくさく読めた。ただ最後は「やっぱりこんな感じで終わるのね」と思ってしまった。

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2014年09月06日

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