【感想・ネタバレ】六番目の小夜子のレビュー

あらすじ

津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。

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Posted by ブクログ

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とにかく読みやすい。続きが気になってあっという間に読んでしまった。黒川先生や津村沙世子の関わり方はある程度は分かったが真相は闇の中…ただ、それが余韻を残すというか。想像の余地を与えていいのかもしれない。ミステリーとして期待すると違うかもしれないがホラー小説としてはかなり楽しめた。青春×ホラー小説という感じ。みんなの心の動きが楽しめる。

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2026年03月30日

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ネタバレ

この作品は、三年に一度選ばれる「サヨコ」という存在を巡る物語です。選ばれた生徒は、誰にも知られずに「あること」を実行しなければならない…。そんな不思議な伝統が受け継がれる高校が、物語の舞台となっています。

読み進めるうちに強く感じたのは、学校という空間が持つ、あの特有のそわそわとした懐かしい空気感です。代々受け継がれてきた伝説の不気味さと、そこに生きる登場人物たちの瑞々しさ。学生時代にしかないきらめきが溶け合う世界観に、ぐいぐいと引き込まれてしまいました。

すべての謎が綺麗に解明されるわけではありませんが、七不思議や都市伝説にわくわくしたあの頃の感覚を思い出してページをめくる手が止まりませんでした。

結局のところ、一人ひとりの小さな思惑や思い込みが少しずつ状況を動かしていて、蓋を開けてみればなんてことはなかった…という曖昧さも、この物語の魅力なのかもしれません。

大人になった今だからこそ、あの頃の特別な空気感に触れられる。ふとした時に、また手元に置いて読み返したくなるような一冊になりました。

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2025年12月17日

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まだ手を出してなかった恩田陸先生のデビュー作。もっと早く読むべきだった。
ジュブナイル小説のようなさわやかさと不安定で綻びがある思春期の青少年たちを描くのがこの頃からうまかったんだなぁと衝撃。

学校という特殊な社会では色んな物事があって、不可解な出来事が起こったりするものだけど蓋を開けてみるとあっけない事実だけがそこにある。何か起こって欲しいとおもっている誰かがいて、何も起こっていないのにそれらしい事象の欠片を周りがはやしたてているだけなのかなとおもった。
文化祭の「六番目の小夜子」の演劇が如実にこの本のあらすじを端的に表していて、わりと普通のストーリーなのに演じる"生徒"たち、サヨコとなった人間が恐怖を感じたからそうなってしまったのだと。

登場人物たちの軽快な会話のやりとりも魅力的でさっぱしていて、こんな友人たちが欲しいと思ったしこんな青春を送りたかった。
美香子は反省して欲しい。
加藤くんだけなににやられたか謎でそこだけモヤモヤが残る。二番目のサヨコにやられたのか...
一言でいうと非常におもしろかったです

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この物語の新刊初版刊行の3年前には交際相手から物語に登場するのと同じ贈り物をもらったことがあり、翌年に多少ドロドロした高校生活を卒業した身としては、オカルトさも含めすごく没入して読み込めた世界観で、何ともしっかり不思議な気持ちになってしまいました!

『タイタンの妖女』や『メン・イン・ブラック』辺りにも通じる大オチが良い読後感ですね!

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2025年11月21日

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おもしろかった
おもしろかったけど、よくわからない点も
それが、この小説のおもしろさというか怖さなのかしら

ドラマも見てみよう

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2026年04月30日

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名前同じだったのが偶然の一致はずるいし犬操ったロジック解明も欲しい
姑獲鳥の夏と同じで超常現象で逃げ切られた感じ

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2026年05月12日

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読んでいる間は、とても面白かったのですが、読後感は突き放されたように感じました。
読者にゆだねているのか、そもそも作風なのか。

以下、私なりに考察をしてみました。
あまりに荒唐無稽でツッコミどころしかないのでスルー推奨です。

小夜子にサヨコのことを送ったのは誰か。
私は秋のお姉さんかお兄さんだと思いました。

秋と小夜子はT大に合格します。
きっと、お姉さんやお兄さんも同じ大学なのではないでしょうか。
秋のお母さんが、秋の上の子たちが家を出て淋しい(秋も家を出るので淋しい)といった描写があるので、そう考えました。

さらに、小夜子の元々通っていた学校はT大合格者を多数輩出するような極めて学力の高い学校という描写もありました。

一見、繋がりのない秋姉or秋兄と小夜子ですが、小夜子かT大の見学や学園祭に行っていたとしたら?

そして、こんな美少女の義理の妹が欲しいという欲望が目覚めたら?

秋姉や秋兄なら、サヨコに精通しているので小夜子に詳細を送るのも可能でしょう。
(またT大の見学などで知り合ったなら住所を記入した書類など、見学申し込みの際に記入していた可能性もあります。)

小夜子の人を操るような言動や、野犬との関係は皆目わかりませんが、小夜子が導かれた経緯を私はそう考察しました。

大穴として「美少女を嫁にもらおう計画!」として秋母が企てた説も考えましたが詳細は割愛します。

ところで、こんな所まで読むなんて物好きすぎます。
鍵を送りますので来年の新学期が始まる時には赤い花の準備をお願いしますね。

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2026年03月25日

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多作でほぼ全てのジャンルの小説を書いている恩田陸さんが、勤めていた会社を辞めてからわずか3週間で書いたというデビュー作(しかも初めて書いた小説だという)。

設定の作り込み、不気味でリアルな描写、登場人物の心情、どれをとっても本当に初めて書いた小説なのかと疑ってしまう。

文体には多少の古さが残っており、時代を感じなくもないが、それもまた一興…

ただし、たくさんの伏線がきれいに回収されないまま物語が終わってしまうため消化不良感が否めず、残念ながらどうしても「デビュー作にしては面白い」という域を出てこない。

学校に伝わる奇妙な言い伝え「サヨコ伝説」と石碑に刻まれた故人「津村沙世子」の名前、何かを知っていそうで思わせぶりな転校生「津村沙世子」…

転校生の沙世子には超人的な力があることを想像させる描写がいくつもある(凶暴な犬を複数従わせて暴漢を懲らしめる、父親曰く信じられないほど動物に好かれる、加藤を入院に追いやるほどの喘息を起こさせる等々…)が、結局は普通の少女で、石碑のサヨコとはただ同姓同名であるというだけ。

石碑のサヨコの亡霊が伝説を途絶えさせないために沙世子に宿っていると解釈しようとするも、そもそも沙世子は伝説をくだらないと考えやめさせようとしている節すらあるため噛み合っておらず、2人が何をしたいのかあまり理解できなかった(常に宿っているわけではないということか?)。
自分の読解力不足、解釈不足であって欲しい。

考える余白を残してくれているが、恩田陸さんの作品でいうとノスタルジーや温かさに浸れる系統の方が好みだ。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★★★☆☆星3
最初の設定はすごく好みでワクワクして読み進めたのだけど、、、。何だかよくわからなかったー。このあとネタバレ解説を読もう。黒川先生が黒幕?高校生の反応を見て楽しんでいたの?津村小夜子は二代目サヨコと同じ名前でノリノリで楽しんでいたの?みかこをたきつけて何がしたかったの?屋上の影は何?中断された文化祭の劇はどういう意味があったの?よくわからんまま卒業しておしまい?読み返す気力はない。

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2025年08月31日

ネタバレ 購入済み

結局どういう事?

昔ドラマになっていたのでタイトルだけは知っていて(ドラマ嫌いなので見た事はない)、いつか小説を読んでみたいと思いずっとフォローしていたのですが、値引きされていたので漸く購入。

途中まではとてもミステリアスな雰囲気でぐいぐいと物語に引き込まれていったのですが、終盤で拍子抜けというか、私では理解が追いつかない展開になってしまいました。
本当にレビュータイトル通り。「結局なんだったの?」状態。
沙世子の思考が一貫してよく解らなかったし、黒川はどうやって沙世子の存在を知ったの?
加藤の自室で起きたアレはただの妄想だったのか、それとも本当にオカルトホラー的なものだったのか。
読後に疑問が出過ぎてモヤモヤしました。
ていうか、沙世子のアレは犯罪教唆にならんのか?
そこまでする意味なんてある?『小夜子伝説』へのパラノイア感だけが残る。
所謂、思春期特有の《特別な自分でありたい》みたいな感情も含まれているのかしら?

#ダーク

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2022年11月26日

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