あらすじ
『精神科講義』に続く姉妹編。本書は前書と違い、医師や研究者を目指す医学部学生に向けて行われた大学での講義録である。自身の体験をもとに精神医療現場での治療や診断の問題点について語る内容は、マニュアル偏重主義の現代医療全体への痛烈な批判ともなっている。医師は、どんな状況でも患者のために何かできねばならないという強い信念と、後輩たちへの温かいエールに満ちた本書を、医学領域で生きるすべての援助者・研究者の方たちに贈りたい。
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Posted by ブクログ
神田橋先生の、年に一度の九大医学部講義の記録。
医学部生に向けたものだけど、対人援助職の人でもジーンときたり、悶々と考えさせられたりする内容なのかなと思った。
鬼のように厳しい方なんだろうけど、人への向き合い方が何て素敵なんだろうと思った。
・精神療法とは広い意味で「自助の能力を本人の中に育てる」ということ。育てられた自助の能力が本人の自然治癒力と共同して大過なく生きていけること。
・うつ病になりやすい脳は生きがいを求める脳であるということがだんだんわかってきた。その人の性格がそうなの。
・修復活動の先端にあるのは、宗教と哲学の興隆であるように思う(2013)。
Posted by ブクログ
「知らしむべからず、依らしむべし」シャーマン医者
教祖にならず、共同作業の姿勢で絆を作る
次は中井久夫
フラッシュバック
桂枝加芍薬湯+四物湯
桂枝加竜骨牡蛎湯もしくは小建中湯+十全大補湯など