【感想・ネタバレ】家族という病のレビュー

あらすじ

日本人の多くが「一家団欒」という言葉にあこがれ、そうあらねばならないという呪縛にとらわれている。しかし、そもそも「家族」とは、それほどすばらしいものなのか。実際には、家族がらみの事件やトラブルを挙げればキリがない。それなのになぜ、日本で「家族」は美化されるのか。一方で、「家族」という幻想に取り憑かれ、口を開けば家族の話しかしない人もいる。そんな人達を著者は「家族のことしか話題がない人はつまらない」「家族写真入りの年賀状は幸せの押し売り」と一刀両断。家族の実態をえぐりつつ、「家族とは何か」を提起する一冊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

家族というものに対して、かなりこじらせてる筆者なのかなという感想。特に子連れに対して相当思い込みで書いてる感があって、なんだかなぁと…。
個人的には所々「分かる気はする」と思うものの、他は「それってどうなの?」と思う部分が多く、家族にフラストレーションを抱えてる人が溜飲を下げるために読む本なのかな、と思ってしまった。

筆者が家族に対してこんなに反応するのはまだ自分の中で解消しきれてないからなのでしょう(本当に達観していたらそれを目にしても何とも思わないので)。

筆者の場合は両親も兄も向き合う前に亡くなってしまったというから、向き合えなかった分こじらせ続けてる側面があるのかもしれない。逆に、他の皆さんはこんなにこじらせないように早く向き合っておきましょうということでもあるか。

ただ、最後の「家族を知ることは、自分自身を知ることだった」というくだりは納得だった。

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2023年11月25日

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