【感想・ネタバレ】崖っぷち侍のレビュー

あらすじ

本屋が選ぶ時代小説大賞2014「異国合戦」より面白い!

理不尽な形で主家を滅ぼされた下級武士・金丸強右衛門。戦国から江戸に世の中が変わっても逞しく生きる道を探す新しい武士像を描く!

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したたかに生き抜く

戦国時代が終わり天下泰平の江戸時代へと時代が大きく変化する中、翻弄される人々の姿を描いている。
この作者の描く登場人物は、みんな江戸時代の武士のように忠義や義理にガチガチにとらわれていない。生き生きとしていて どこかユーモラスでひょうひょうとしていて 実にいい。
主人公たちは、最後に主家がつぶれて浪人してしまうが、農業も営んでいるのでそちらの方で自活してゆく。
現代に置き換えると、会社がつぶれて失業してしまうが、手に職があるのでそれを元手に暮らしてゆく という今も昔も変わない真理を実感した。

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2022年11月08日

Posted by ブクログ

厳しい戦国の世ではあるが、登場する人達は、たくましく未来に向かって生活している。ああ、自分も頑張らねばと、読み終わって思う。おばあさんの一言一言が、現状を打破する知恵になっているのは、面白い。

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2022年01月15日

Posted by ブクログ

戦国末期から大坂夏の陣にかけて、安房の国・里見家に勤める武士の強右衛門が、時代に振り回されて困窮しながら奮闘する姿が描かれます。
戦に勝っても領地は減らされ、追い詰められても何とか頑張る強右衛門にも好感が持てます。
如何にも岩井さんらしい、下級武士の前向きの生き様を題材にした話。
嫁姑の戦いもどこかユーモラスで楽しい話でした。

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2016年05月15日

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