あらすじ
発行部数12万部を超え、著者を一挙に若手人気作家へと押し上げた注目作がついに文庫で登場! 彼氏にフラれて落ち込んでいた派遣社員の澤田三智子は、畏怖する上司、通称“アッコ女史”こと黒川敦子部長から突然、一週間のランチ交換を命じられる。表題作ほか、「読むと元気になる!」と絶賛され、本屋大賞にもノミネートされたビタミン小説。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
人間関係が難しい。仕事がうまくいかない。自分はどうしてこんなことをしているんだろう。登場人物がそれぞれ抱える悩みにとても共感した。だからこそ、ほんの少しの言葉や出会いやおいしい食べ物で少しずつ元気になったり前を向いたりする様子が気持ちよかったし、元気をもらえた。
文庫のあらすじに『ビタミン小説』と書かれているのも納得。
アッコさんが三智子ががっつり登場するのは四編のうち二編で、まだまだ2人のやりとりを見ていたかったから続編を読もう。
Posted by ブクログ
主役の澤田三智子は、派遣社員。失恋して食欲も元気もない。そんな折、部長の黒川敦子(アッコ女史)に、昼ご飯に誘われるも食欲がないと断る。三智子の弁当を見たアッコ女史は、三智子の弁当とアッコ女史がいつも昼ご飯を食べに行く場所を1週間だけ、交換するという内容。
アッコ女史のランチ先は三智子が知らない、色々な味と人々がいる世界だった。
2話では、すっかりアッコ女史に惚れ込んだ三智子が、アッコ女史と一緒にキッチンカーで活躍する話。深夜でも食を必要としている人はいると、アッコ女史はポトフを売って大忙し。(前の会社は潰れちゃってる)
的確に必要とする場所に行き、三智子はまた新しい成長をとげ、会社における正社員と派遣の間にある問題を解決していく。
3話は、満島野百合という女子が主役。
野百合は、カード会社で働く派遣社員。合コン中に、店に自分の出身の制服を着た女子が現れる。その子は、自分の担任だった教師に追われていた。教師と一緒になって生徒を追いかける。ふっと、自分が高校性だった頃を思い出しながら。ここで、ちょい役でアッコ女史と三智子が出演。
4話目は、ブラックな企業に就職した佐々木玲実の話。
能力は低いが、色々と頑張る玲実だが、ついに仕事をやめてしまう。しかし、すぐにその会社が入るビルの屋上でビアガーデンを始める。玲実は、社長に仕事よりも大切にしなければならないものがあると諭されるが、なかなか受け入れられない。しかし、玲実と関わる中で少しずつ変わっていく。
初めて柚木麻子さん作品でしたが、面白かったです。他の作品も読んでみたいです。
Posted by ブクログ
もしかしたら星5かも…?くらい、好きな話だった
環境が変わる展開が早くて、もっとこの職場でのアッコさんを読みたかった、残念って思っちゃったけど、
そう思えるほど、愛せるアッコさん、そして周りの人たちもなんだか一生懸命に生きてるのが好き
こういうお話のとき、悩んでる方の人はクヨクヨしすぎてる時があるけど、このお話の中では、悩んでても
前を向こうという意思や意識があるのが、
イライラしなくてよかった〜✨!
その中でアッコさんがらさらに力強く引っ張ってくれる安心感と爽快感がよかった
アッコさんもロボットのようなできすぎる女ではなく、適度に力が抜けているような、こちらも親しみを持てるような、絶妙な温かみがある強さで、とても惹かれた
Posted by ブクログ
軽くて明るくてさくさく読める。これがあの絡み取られるような「BUTTER」の作者の柚木麻子さんが書いたとは思えない。
アッコちゃんこと、上司のアッコさんが、冷たい感じだが面倒見がいい。
出来る上司の理想みたいな人。ちょっと強引だけど軽妙なドラマにちょうど良さそうだと思った。
食にまつわる文章もさらっとしてて、やっぱりあの濃厚で執拗な「BUTTER」を書いた人とは思えない。
でも……どっちも女性に勢いがある。
そこが魅力なのかもしれない。