【感想・ネタバレ】失踪当時の服装はのレビュー

あらすじ

1950年3月。アメリカのマサチューセッツ州にあるパーカー・カレッジの一年生、ローウェル・ミッチェルが失踪した。彼女は美しく成績優秀な学生で、男性とのうわついた噂もなかった。地元の警察署長フォードが、部下とともに捜索にあたるが、姿を消さねばならない理由も、彼女の行方もまったくつかめない。事故か? 他殺か? 自殺か? 雲をつかむような事件を、地道な聞き込みと鋭い推理・尋問で見事に解き明かしていく。アメリカ・ミステリ界を代表する巨匠が、捜査の実態をこの上なくリアルに描いた警察小説の里程標的傑作、新訳決定版!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「自由研究には向かない殺人」で紹介されていたので気になって読んでみた。警察捜査小説というジャンルを立ち上げた作品。
18歳の少女が寮から突然姿を消し、死体で発見される。自殺かと思われた事件を、警察署長のフォードと部下のキャメロンが地道な捜査で真相を明らかにする。最近ではスマートな警察小説が多いなか、フォードたちの捜査はとにかく泥臭い。わずかな可能性を追及し、少しずつ真相に迫っていく過程は読み応えがあり引き込まれる。
捜査過程のみが淡々と書かれているようでいて、フォードの犯人に対する怒りや、少女の死に対するやるせなさなどが垣間見える、実は人情味のある作品だ。
ヒラリーウォーの他の作品も読んでみたい。

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2024年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

期待して読んだが、私には合わなかった。ちょっと署長の偏見が強すぎる。あと思い込みが激しすぎる。
被害者がジーパンで学校外に出てはいけない、ってびっくり。1950年代とは今とは全く違った価値観だったのだ。
他の方々のレビューでは「署長と巡査部長の掛け合いが面白い」という意見が多かったが、私はあまり笑えなかった。

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2022年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さすがに、時代が変わっちゃったかなーという印象。
この町の警察署長は、もはや、警察だか、街を牛耳る(自分は正しいと思い込んでいる)暴力団だかというレベルwで現実味がない。
とはいえ、たまたまこの本を読んでいた時、TVで「ランボー」をやっていて。それを見たら、少なくとも80年代の前半くらいまでは、「この町では、俺が法律だ/正義だ」みたいな警察はアメリカでは珍しくなかったのかもしれないなーと思った。
★3つは、この手の小説の先駆ということで、かなりオマケw

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2020年02月11日

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