あらすじ
現在の親世代の方々が子どもだった頃とくらべて、私たちの暮らしは劇的に変わりました。この間に、子育ての常識というものもどんどん変化しています。もっともよくある誤解が、子どもの体温に関することです。「子どもは風の子」という言葉のように、かつては子どもの体温は高く、多少寒くても薄着で大丈夫でした。ひと昔前は平熱が37度以上ある子どもがほとんどでしたが、今は高くても36度台前半、平熱が35度台の子どもも少なくありません。昔に比べ、子どもの平熱は1度以上低下しているのです。最近はアレルギーの子どもが増えていますが、これは冷えが原因です。発熱、おう吐、下痢、鼻水、夜泣き、貧血、イライラしやすいといった症状も、冷えが招くものです。冷え切っている今の子どもは、内側からも外側からも温めてあげる必要があるのです。よかれと思ってやっていることが、冷えを招いてしまっていないか、生活習慣の見直しを!
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Posted by ブクログ
春に出産を控えた妊婦です。
ひとにすすめられ、まだ少し早いのですが手にとりました。
現役の漢方医であり、ご自身もまた二児の母でいらっしゃる
という石原新菜先生が、お医者様としての知識、経験と
母親としての立場の両面から書かれた
非常によみやすくわかりやすい育児書でした。
子どもは風の子、などと言いますが、
近年は冷え性の子どもが増えているのだそうで。
冷えは万病の元というように、やはり
アレルギーやアトピーのお子さんの増加にもつながっています。
それには現代の生活スタイルや、
今まであたりまえとされて来た育児法も関係しているとか。
この本には、東洋医学の視点から元気な子どもを育てる
アドバイスが優しくわかりやすい言葉で書かれています。
じつは私自身が西洋薬をあまり飲めず、
普段から漢方を頂いていることもあって
非常にすんなりと入って来ました。
基本的な考え方は大人と変わらないのだなと
思えましたから、むしろ安心しました。
出産後はかたわらに置いて、
育児の指針のひとつにしたいと思います。