あらすじ
ロウクラス種シジミチョウ科出身の里久は、絶滅危惧種の為ハイクラス名家でクロオオアリの有賀家に保護されている。管理された生活の中、有賀家の「王」になる綾人だけは里久に優しかったが、綾人が高校に行ってからは会うことも手紙さえも拒否されていた。それでも綾人だけを想い続ける里久は、ある日綾人が病気にかかり治療には自分が必要だと知らされ、綾人の元へ急ぐ。けれど、再会した綾人は別人のように冷たく、「治療」だと称し無理やり里久の体を奪い……。擬人化チックファンタジー再び登場!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
引き裂かれても
虫人?世界観が独特。ハイクラスとロウクラスに大きく分かれている。力関係が一目瞭然でそういうのちょっと苦手、という方は要注意。
身分違いの二人が恐ろしいほどすれ違い、挙句破綻してしまう。その過程は本当に可哀想で途中で読むのやめようかなと思ったほど。いや、ここまで来ちゃってどうやって終わらせるの?と、ちょっと意地悪な気持ちになり、ラストまで読んだ。再構築への道のりには納得できた。ラストが幸せだったので良かった。
Posted by ブクログ
2巻目もとても良かった!
愛の巣ではラストに泣かされたけど今作では皿を割るシーンが悲しくて辛くてまたしても泣かされた。
攻も受もどちらも悪くなくて、お互い愛しているのにすれ違って辛い思いをしているのが堪らなくて読みながら感情の行き場に困った。
最後の綾人(攻)視点のお話で綾人が理久をとにかく溺愛しているうえに簡単に絆されてる様を見れたのがとても良かった!
Posted by ブクログ
痛萌え。愛憎萌え。御曹司攻め×健気受け
受けが他の男にいたされてしまうんですが。だからこその攻めの衝撃とか…。心臓にきたー。
樋口さんはこのパターン多いけど、色々なシチュだからあきないし、まだまだおかわり状態です(´・ω・`)
Posted by ブクログ
私いつも思うんですよ、BLの攻め様にね……
とりあえずお前人の話をまずちゃんと聞けっっ!!!
って。
今回もご多分に漏れず、そんな攻様と、分かって貰えないけど健気な受様の
王道少女漫画的展開一直線の擬人化昆虫シリーズ続編です。
前回と同じパターンのハイクラス×ロウクラス(病弱)
またか……? と思ったものの、樋口さんのファンタジー大好きなので
全然気にせず読めました。
『身分違い』『すれ違い』『健気受け』の三拍子揃って嵌らないわけないです。
切なくてきりきり胸が引き絞られる展開が序盤から終盤までこれでもかって
ほど続きますが、最終的に幸せなので大満足。
攻のちょっと気持ち悪いくらいの執着にニヤニヤすること請け合い。