【感想・ネタバレ】鳥籠の王女と教育係 嵐を呼ぶ王子のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今回、舞台はアレクセルの実家エリアルダです。

初顔合わせの最中、アレクセルが突然婚約解消を言い出します。
アレクセルは、エルレインがゼルイークを好きという事実を知ったままなので、だいぶん考えて出した結果なのでしょうが、前巻でゼルイークへの恋心を封じられているエルレインは、混乱します。
混乱したエルレインが、慰めのため、ゼルイークに「抱きしめて欲しい」と言ったときの、ゼルイークの表情や一息にお茶を飲んだ描写。たまりません。

その後、オルフェリアから、自分の記憶が封じられていることを教えられたエルレインは、アレクセルに詰め寄りますが、これまでの巻では見せなかった、アレクセルの顔にドキドキ。
アレクセル、こんな言い方もできるんですね。挿絵もふくめて別人かと思いましたよ。

魔王の部下によって、エルレインを失うかもしれないと思ったゼルイークが、本当の気持ちを再度伝え、エルレインの記憶を戻して、3人の間は解決?
本当にこの巻もまた、アレクセルの好感度がUPした巻でした。

今後国と国の問題、魔王の問題が絡んできそうですが、国と国の問題は、オルフェリアが国王の養女になって、アレクセルと結婚するのは、どうかな。作中で案として出てきてましたけど、オルフェリアも一応伯爵令嬢ですし、4人仲良くできそうですし。

さて、今回も笑いどころはいくつか。
表紙にカエルが2匹・・・うち1匹はだあれ?って思っていたら、アレクセルのパパでした。挨拶のときにいきなりエルレインに抱き付き、カエルになっちゃうのも同じなら、なんだかカエル化を喜んでいるところも一緒。さすが、親子です。

あと、アレクセルがゼルイークを起こしたときのエピソードとか、国守の魔女ゲルダが、実はセーラだってのも楽しめました。確かにあのヴィエンカと仲はよいのも納得かも。

次巻も非常に楽しみです。

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2011年01月08日

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