あらすじ
死を決意した帥の宮の説得中に気絶させられてしまった瑠璃。気がつくとそこには高彬が! 帥の宮と桐壺女御を助けるよう訴える瑠璃に対し高彬のとった行動とは!? そして、それぞれの運命はどこへ向かうのか…!? 平安いにしえLOVEアドベンチャー、感動の最終巻!
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Posted by ブクログ
ついに決着の時…。
ほんと、女っていざという時に肝が据わってるというか…男性である高彬には理解し難い強さがあるんでしょうね。
そんなわけで、女御様一の女房・大弐は命を懸け、高彬の妹・由良姫は女の命(=髪)を懸けて、帥の宮と女御様の命乞いをする。
こんな時でも変わらない調子の煌姫には本当に救われるわ~。笑
いつでもお役目第一の高彬だけど、今回ばかりは忠節を曲げて、二人を遠くへ逃がす算段をつけてくれることに。(後の藤宮様談によれば、このような働きをしたのは“瑠璃姫に惚れた弱み”とのこと♡)
でもよく考えたら吉野君の時もそうだったしなぁ…やっぱ、より惚れた側が負けみたいなもんなんでしょうかね?笑
「(女御様か帥の宮のどちらかが)気を取り戻したら、逃げるように説得するんだ。一人が生きようとすればあと一人もそうする」と、二人を瑠璃姫に託した高彬。
だから逆も然りだよね。一人が死を選べば残りの一人も後に続くに違いない…。
結局先に目を覚ましたのは女御様の方。ある意味ここが瑠璃姫VS.帥の宮、最後の大勝負か!?と期待していただけにちょっと拍子抜け。だけど、ここでも女の強さを見た気がする。あんなに悩ましげだった女御様だけど、帥の宮が目覚めたら必ず生きるよう説得する~と約束してくれたから…*
最後は高彬とんでもなく大変なことになっちゃったけど、とにかく無事で良かったー!
まぁ瑠璃姫を妻にしたからには今後も苦労しそうだけどw
シリーズこれにて閉幕です☆