あらすじ
幼い頃に災害で両親を失い、神に不信感を抱くようになった和久優歌。フリーライターとなった彼女はUFOカルトを取材中、ボルトの雨が降るという超常現象に遭遇。それをきっかけにオカルトの取材を始めたが。
※本書は二〇〇三年十月、小社より刊行された単行本を分冊し、文庫化したものです。
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Posted by ブクログ
この世界がシミュレーションというのは見かけたことのある設定だけど、この作品はそれに様々なリアリティを付与しているのが面白い。
UFOなどの超常現象、哲学、量子力学などについての面白い話もたくさん書いていて、知っていることもあったけど面白かった。上巻のラストはまさかの赤ちゃん落下で血の気が引いた
Posted by ブクログ
最近SF成分が欠けていたので補給してみた。
山本弘の小説を読むのは実は初めて。
(トンデモ本は何冊か読んだ)
冗長という噂もあったので、ちょっと心配したけど、いやいや面白いじゃないですか-。
UFO、ポルターガイスト、超能力などのオカルト系の蘊蓄を延々と続けるのは確かに冗長かもしれないけれど、トンデモ会会長の山本弘にしかできない芸当で、ここはその膨大な蘊蓄を楽しむべきでしょう。
嘘もほんともオカルトも科学もみんなぶち込み、1つの理論で一気に片付ける。
SFならではの爽快感。
良輔と優歌の神を巡る問答は読んでて楽しかった。
お兄さんの理論も完璧ではないようで、後半どうなるのか楽しみ~♪