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月間の文芸誌で編集者をしている女性・サチコが披露宴で逃げられた新郎・俊吾のことを忘れるために美食を追い求めるグルメ漫画の第二巻。
*担当の作家の美酒乱(みしゅらん)先生と取材のため大阪を訪れたサチコ。サチコのことを狙っていてあわよくばホテルに連れ込めれば…という美酒乱の下心にまったく気づかない...続きを読むサチコはお好み焼を堪能しているときに俊吾を見かけて追いかけるが……。
*美食を日々堪能するサチコは体重が3キロ近く増えてしまう。ほかの社員が言っていたプチ断食を始める。寝る5時間前には夕食を済ませる、断食当日は飲み物だけで過ごすなどキツいことを実行するサチコだが……。
*謝恩会で段取り通りに進行を進めていくサチコ。段取りを優先しすぎるあまりその場にいる作家の機嫌を損ねてしまう。一人の作家に外へ連れ出されたサチコが連れていかれた場所とは……。
*締め切りを迎えるため会議室にいた作家が出版社から逃亡したため走って追いかけるサチコ。途中、皇居を走るランナーたちに紛れた作家を追うことになるが……。
等、仕事と食にまつわるお話が本巻も満載だった。
おいしいものを食べている時の幸せそうなサチコの顔や、俊吾との過去のやり取りを思い出しているときの切なそうな感じが今回も読んでいて心に突き刺さった。
“佐々木幸子の桜田門外の変”(笑)
作家さん、負けたのね(笑)
何だかとってもうどんが食べたくなった巻でした🙍盛岡いって幸子の様にうどん屋さん巡りがしたい。。
Posted by ブクログ 2016年03月24日
前半の大阪編では、オバちゃんたちに容赦なく絡まれる美酒乱先生に、偶然見かけた俊吾さんの面影を追うサチコのギャップ感が漂う。串カツ屋のオジさんたちの期待に応えられないサチコだが、競馬で大敗した傷心を串カツで癒していく。
中盤の二次会では、作家界でも重鎮として置かれる会長の悪趣味を知ったサチコがサンタ...続きを読むコスのムチ打ちで披露するという大胆さ。
後半の香川編では、讃岐うどんが名物であることから県内にあるうどん屋を食べ尽くしていくサチコ。とは言え、友人の結婚式でプレッシャーを無くすために行動する彼女の精神力には感服した。