【感想・ネタバレ】話すより10倍ラク! 聞く会話術のレビュー

あらすじ

口下手でも、コミュニケーションの達人になれる!
元人気ラジオDJ、現在「話し方の学校」を主宰する著者が、
相手の心をひらき、上手に話を引き出す方法を教えます。

・口下手で、会話がなかなか続かない
・苦手な人が相手だと、気まずい空気になってしまう
・初対面で話題が見つけられない

…そんな人に朗報です。
自分が話し上手にならなくても、相手に気持よく話してもらう方法を知っていれば、もう、会話がとぎれて居心地の悪い思いをする心配はありません。

本書では、ラジオDJとして経営者、歌手、俳優、スポーツ選手、医者、映画監督、写真家など、のべ5000人を超えるゲストへのインタビューを経験し、現在はスピーチコンサルタントとして活躍する傍ら「話し方の学校」を主宰する著者が、相手に気持よく話をしてもらうための技術を指南していきます。

相手に気持よく話してもらうための秘訣とは、ひとことで言えば、「相手を主役にすること」。相手が輝く舞台をつくり、上手に魅力を引き出すことができれば、相手はあなたと話すことが楽しくなるでしょう。そうすれば初対面や苦手な人が相手でも、無理せずコミュニケーションを楽しむことができるはずです。

本書は、相手を主役にする方法を、5つのステップに分けてご紹介します。

1 相手を好きになる
2 相手が話しやすい場をつくる
3 相手を褒めて心を開いてもらう
4 相手が話したいことを引き出す
5 相手の話を盛り上げる

社内で、営業先で、パーティーで、すぐに使えるフレーズも満載。
読んだその日から会話が楽しくなる一冊です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大切なのは、自分がどういうつもりかではなく、相手にどう伝わっているかなのです。

相手を主役にする5つのステップ
〈1〉相手を好きになる
〈2〉相手が話しやすい場をつくる
〈3〉相手を褒めて心を開いてもらう
〈4〉相手が話したいことを引き出す
〈5〉相手の話を盛り上げる

【POINT!】 ・初対面では、共有している事実を話して「そうですね」を引き出す ・批判や主観よりも、事実を話して場をあたためる

褒めポイント
人と違うところ

変えられない部分を褒めるときは注意

意図不明の質問は不快


嬉しそうな質問は相手が話したいこと

画家の千住博さんが言われた、美しい言葉が心に深く刻まれています。 「世の中に、くだらない質問なんてひとつもありません。  あるのは、くだらない答えだけです」 千住さんの講演で、質問の手があまり挙がらなかったときにおっしゃった言葉です。 なにかわからないことに出会ったときに湧いてくる「知りたい」という欲求は、人生を豊かにしてくれる種だと思います。何を疑問に思い、何を知りたいと興味を持つかは、あなたの個性そのものです。質問には、いいも悪いもないのです。
【POINT!】 ・お馬鹿っぷりは、隠そうとせずに笑ってもらう ・素朴な質問は、本質を突いていることもあるので、堂々とたずねる

【POINT!】 ・「いちばん○○は何ですか?」という質問は、聞きやすいが答えにくい ・分母の大きな質問で、相手の興味を具体的に引き出す ・「答えづらいとは思いますが」と添えることを忘れない

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2021年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

非常にためになる、会話のバイブル。
今ならではの内容で非常に実践的だとおもいます。
たくさんいいことをか書かれているので、全部覚えていないので2回目読んでいるところです。

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2021年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 会う前のリサーチの目的は
◎相手の「話を聞きたい」と思えるようになること
※温度の高い質問がカギ
・自分との共通点
・好きなところ
・聞きたいこと


 自分がどのように いい と感じたのか
◎丁寧に、遊び感覚で言葉を探す。
※大切なのは相手のために時間をかけること
 かけた時間と気持ちが相手への贈り物になる。


◎語彙力を鍛えるのは、マイナス面の言い換え


◎相手のペースに飲まれると
 相手を主役にしたコミュニケーションは難しくなる。


脳が、1日が笑顔ではじまったと思う朝一に笑顔の練習


挨拶はどう言うか。が大切


 最初の切り出しの会話は
◎相手と自分が共有している事実
 場所や天気。
※共有している否定的な事実は言わない。
※自分の考えは言わない。


◎質問するときは、自分の答えを先に言う
 相手への配慮と優しさで、安心してもらう。


◎「どんな答えも受け入れる」
 私たちは、自分の言ったことを相手に受け入れてほしい と思っています。
 否定的な返答でも、
 「そうですか、お好きではないんですね。」と
 相手の答えを繰り返すことで、受け入れたことを伝える。
 自分の答えを受け取ってもらえた事になるので安心する。


◎言葉を拒絶されると、存在を全否定された気持ちになる


◎心は言葉にしないと相手に伝わらない。だから
・どんな答えが返ってきても
※言葉をしっかりキャッチして
☆受け入れたことを言葉にして伝える。


◎予想外の答えが返ってきても
 受け入れると決めれば、動揺しない。


◎感じていることを言葉にする!
 【共感】とは感情に対して生まれるもの。
※意見に同意してもらえても【共感】ではない。


◎心を開くためのカギは、安心
 好意は、言葉にして伝える。
 ※プラスの感情ほど、言葉にしなければ伝わらない。


◎他人を褒めているとき
 自分を褒められているのと同じように感じています。
 脳は、主語を理解できない。
 「あなたは素敵ですね」
 「あなたは知性にあふれていますね」
 脳は、自分が素敵で知性にあふれていると感じる。
※誰かに発した言葉はすべて自分のことになる。
 自分を好きになる方法
 褒める事に抵抗を感じるときは、主体を相手にする。


◎「いつも相手を好きになる習慣」が身に付くと
 相手のいいところから見ることが当たり前になる


◎褒め言葉には理由を添える
 相手が受け取りやすくなり、お互いの心も開いていく。

◎変化褒め
 相手によって「なんとなく変化した気持ち」を言葉にする。
「笑顔が素敵ですね なんだか明るくなってきました。
          楽しくなってきました。
          元気になってきました。」
※変化を伝えると、相手は良い影響を与えることができた自分自身に価値を感じます。
 相手の魅力に触れたことで自分の感情が動いたことを伝える。
 感情褒めで相手の影響力を伝える。


◎褒められたときは
 「むしろ+褒め返し」で、相手の嬉しさが2倍になる。

◎陰褒め
 「一日一膳」ならぬ「一日一陰褒めで」
 人間関係を良好に、信頼関係を築く。


◎褒められたときは、すなおに
 「ありがとうございます」と受け取る。


◎自分の意思で、変えられないことは褒めない。


◎質問する前に、意図を伝えて
 相手の不安をぬぐい去る。
 
 意図を伝えると欲しい回答が引き出しやすくなる


◎質問し、反応をみながら興味を探っていく。
 相手が打ちやすいように、投げ方を工夫するそんなイメージです。


◎質問の順番は相手が話したい順番にする。


◎質問したら相手の言った言葉を繰り返して、ちゃんと聞いていることを伝えましょう。


 相手の答えを受け取ったら
◎自分がどう感じたのかを伝えましょう。
 相手はどう受け取ったのかがわかったことで安心して
 話しやすいと思ってくれます。
※相手の言葉は言い換えない。
※言葉を繰り返すときには、相手の言葉を尊重する。


◎相手のこだわりに気づくためには、
 【意識してよく観察すること。】


◎答えにくい質問で興味を探る
 いちばん影響を受けた本、映画、人、言葉、音楽、旅行
 いちばん大変だった困難や、スランプ、失敗
※「答えにくいとは思いますが」は必ず添える
 相手に負担をかけるまえのマナー


◎あいづちのバリエーションを増やす
 大切なのは、自分がどういうつもりかではなく
※相手にどう伝わっているか。

●相手の話を肯定したいときのあいづち
 そうですね
 そのとおりですね。
 なるほど
 本当ですね
 私もそう思います。
 もっともです
 やっぱり
 まったくです。

●興味があることを表したいときのあいづち
 驚きですね
 信じられません
 本当ですか?
 そうなんですか?
 それでどうなったのですか?
 すごい!
 それから?
 それで?
 おもしろいですね
 もっと教えてください
 まぁ!
 なんと!
 へぇ
 えぇ

●否定や同意できない気持ちが生まれたときのあいづち
 興味深い考えですね
 新しい視点ですね
 独自の視点をお持ちなんですね
 ○○さんならではですね
 そうかもしれませんね
 その考えに賛同される方は、多いでしょうね。

○共通点は、賛成か反対かの態度を表すことを保留にしている。
※褒めるときには控えること。


◎自分が同意できないとおもったときは、
 その考えから逃げて離れたくなりますが
 「相手がその考えを持っているという事実」を心から受け入れる。
※同意するのではありません。
 事実を受け入れるのは同意とは異ります。だから
◎安心して事実を受け入れてください。
 言葉でYESと良い、心でNOというとき
※伝わるのは心の声のほうなのです。
 どんな内容が聞こえてきたとしても
◎相手がそう考えているという事実を受け入れてください。
 相手の内容は受け入れることはできなくても
 事実は受け入れることができるはずです。
 受け入れたことを表すのが、
●あいづちのバリエーションです。
 バリエーションを増やすことで、相手を安心させ
 相手の話を心豊かに受け止めていることを伝えてみてください。


◎話を聞きながら感じたことは
 豊かな動作と表情で、表現する。
※あいづちはおおげさなくらいでちょうどよい。


◎理解には2種類ある
 頭で、「話の内容を理解する」こと。
 心で、「相手がどんな気持ちなのか感情を理解する」こと。
※わたしたちは、会話をするとき
 この両方を相手に求めます。


◎相手の話全体から、テーマや言葉をヒントに、
 自分はどう理解したのかを伝える。
※精度の高さを求められているわけではないので
 あなたが相手の話をどう理解したのかを伝えればいいだけです。


◎「この人は自分をわかってくれる」と信頼を寄せられる。
 相手も気づいていなかったことを言葉にしてあげる。


◎会話の醍醐味は
 あなたが相手の心を理解しようとすれば
 相手の意識も心に向かいます。 
※大切なのは相手の感情を見ようとすること。
 感情を生み出した相手の欲求を想像して言葉にする。


◎話の源泉は感情。
 嬉しい。楽しい。悔しい。悲しい。残念だ。など
 感情が動くからわたしたちは話をしたくなるのです。
※「この人はなぜ、この話をするんだろう?」と常に考える。
 言葉よりも、話の源泉である感情と欲求を聞き取る。




世の中に、くだらない質問なんてひとつもありません。
あるのは、くだらない答えだけです。 
                   千住博

なにかわからないことに出会ったときに湧いてくる「知りたい」という欲求は、人生を豊かにしてくれる種だと思います。何を疑問に思い、何を知りたいと興味を持つかは、あなたの個性そのものです。質問には、いいも悪いもないのです。

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2015年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても読みやすかった。

何気なくやっていることもあれば、これからトライしてみたいと思うこともあり、自分の現状をチェックすることに役立った気がする。

「相手からうれしそうに質問された時は、相手が話したいと言うサイン」、相手と同じ目線にたつには、「この人はなぜこの話をするのだろう?と考える」ことで同じ景色を見ることができるというお話は、その通りだな〜と思い、今度特に注意してみたいポイントだった。

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2023年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大切なのは技術ではなく、信頼、安心、心を開いてもらうこと。
私が私らしく、相手に主役になってもらうこと。主役度を上げる。
声と笑顔のウォーミングアップをしておく。
目線を合わせて声をかける準備。
無駄に警戒させない。
第一声を明るく大きく。体を向ける。
肯定的事実で場を温める。
自分はどうか先に答えてから質問することで、相手も回答範囲がわかり安心する。
聞いたことを相手に伝える。反応がわからないと話しにくい。
自分が自然に素直な感情を伝えれば、会話は自然になる。
褒め上手になる。今素敵だと思っていることを伝える。相手を褒めると、脳は自分への褒め言葉だと思うようになる。

具体的に褒める
質問しながら褒める。髪まで綺麗。時間の使い方が上手?
あなたが素敵だから私の気持ちが明るくなった。
あなたに褒められて嬉しい。
理由を述べる。

自分が素敵な人になることで、周りの人を「素敵な人と関わっている人」にすることができる。
陰でほめる。
謙遜しすぎる人には、素敵だと思った私の気持ちを是非受け止めてね。
自分で変えられないことを褒めない。

質問する前に意図を伝える
質問されたら短く返して相手に質問する
最近の話を聞く。過去の話は相手がこちらに理解されたいという欲を持ち始め、話したくなるのを待つ。
次々質問せず、答えに反応する。
相手の言葉を言い換えしすぎない。相手にとってこだわりの言葉選びかもしれない。

話し下手な人には考えなくても答えられる過去の体験を聞く。

相手の快、不快とその理由を感じて、素直に言葉を伝えてみる。
心臓は直径3mの磁場を作り出している。それによって他者の感情を感じる。

相手の間違いはわからないふり、かんちがいしたふりをして相手を立てる。
みんなの代表として質問する。

さえぎる時は明るい肯定的な言葉で押し切る。
次の主役へつなげる。

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2022年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「褒めどこ」についてはちょっとやりすぎじゃない?
ヨイショしすぎじゃないかと思いましたが(^^;

苦手な人やマイナス面しか見つけられない時の考え方、
聞いて受け入れる=感情の理解=相手がどんな気持ちなのかを考えて、
話についてきていない人をつくらないために、
話が長すぎる人の対処法、など
勉強になりました。

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2017年07月18日

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