あらすじ
『7つの習慣』のコヴィーや、『人を動かす』のカーネギーなどに影響を与えた、いわば「自己啓発の祖」ともいえるアドラー心理学。
その基本が、一気にわかります。
主人公には人気洋菓子チェーンに勤務する由香里、28歳。
エリアマネジャーに抜擢されたものの思うようにならない日々を過ごす彼女が、ひょんなことからアドラー先生の幽霊と出会って、その助言のもと成長していきます。
マンガと解説のサンドイッチ形式で、楽しみながら学べる1冊です。
感情タグBEST3
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よくわかる
他人の性格によって、依頼の仕方を変える。能力によっては変えていたが。これはあまり認識していなかった。
その他、色々試してみたいことが多い。
Posted by ブクログ
キャラクターの魅力付けからして漫画自体がけっこう面白い。
以下、読書メモ。
目的論
未来志向、主体性、
当事者意識、勇気づけ
感情は特定の人にある目的を持って
自ら環境や習慣を支配できる
嫉妬や劣等感もパートナー
嫉妬は三者間、羨望は二者間
劣等感を逆手にとって
共通感覚
1 他者の目線で自問自答
2 その瞬間を捉える
3 建設的発想、対応
二次感情
怒りの根底には、傷つき、寂しさ悲しみ、心配、落胆、など。
感情の区分
1 五感的な快、不快、
2 気分、比較的持続
3 情動、激しく一時的
勇気づけ
人間関係をベースに、個性を認める、短所は長所に、時には直面化
↓
1 自分を主人公にする。
2 自分の行動には目的がある。
3 心と体は分割不可能
4 誰もが自分のメガネを通して見る
5 全ての行動には相手役がいる。
↓
共同体感覚
所属、共感、信頼感、貢献感
共感する力を養う
モニタリング、別の私的論理、一段上から
実践法
七転び八起きの三日坊主
勇気づけ法
1 ダメ出しではなく良いだし
2 共感視点の加点主義
3 プロセス重視、小さな進歩や努力
4 失敗は学習のチャンス
5 感謝を伝える
勇気くじき
高すぎるハードル
達成できていない部分の指摘
人格否定
ライフタスク
仕事、交友、愛
役割、他者、家族
良い人間関係
尊敬、信頼、協力、共感
ベーシックミステイクス
決めつけ :負の言霊
誇張 :一部で全部そうと思う
見落とし :ただ見えないだけ
超一般化 :誇大妄想
誤価値観 :自虐的に、破壊的に
Posted by ブクログ
アドラー心理学とは?
→勇気づけの心理学。同世代のフロイトは性的衝動(リビドー)を唱え人間とは飴と鞭で接することを基本としたのに対し、アドラーは、人間とは協力、信頼、共感し成長するものだと提唱。
勇気づけとは?
→困難や試練に打ち勝つための活力を与えること。
→ほめるとは異なる。ほめるのは上下関係(依存)や何かをして欲しい時の飴。
アドラー心理学の基本要素5つ
★→自己決定性、目的論、全体論、認知論、対人関係論
★→自己決定性 人間は過去や環境で人生が決められているわけではなく、未来を自分で想像する力がある
★→目的論 人の行動は全て自身の決断であり、環境やルーチンによって決まるものではない。ルーチンワークにも目的がある
★→全体論 心と身体は分離されておらず、一心同体である。無意識的得意、意識的不得意、意識的得意のループ。わかっちゃいるけど辞められないなんてない。
→認知論 人は必ず物事を主観的に捉える。捉え方も十人十色。相手を理解するときは相手の考え方に立ってみることが大事
★→対人関係論 感情も行動にも全て相手が存在する。相手は他者や自分(セルフトーク?)も含まれる
怒りとは?
→二次的感情。心配、不安、悲しさ、落胆などの一次的感情がきっかけとなり起こるもの
→相手が怒っているときは、その原因をさぐれ
嫉妬はなぜおこる?
→第三者に対し気に入られたり認められたりする際、または自身の立場が危ぶまれる際、ライバルに対して劣等感や対立感情が生まれて発生するもの
劣等感は良いもの?
→劣等感は、自分の目標となる人やイメージに対して感じるギャップ
→つまり、劣等感を持っていることは目標持っていることの表れ。何かに挑戦するときには必ず劣等感は存在するため、その劣等感をプラスにとらえる思考でいることが大事