あらすじ
あなたの人間関係がギクシャクしているとしたら、その聞き方に問題があるかもしれない。<聞く>ことは思いのほか難しい――これは、アサーション・トレーニング「自分も相手も大切にする自己表現」の第一人者である著者が痛感していることである。聞く側は話す側のように、何かを準備したり、表現方法を工夫したりしない。相手に気遣いせず、葛藤を怖れる必要もないので、話し手任せにできるように思いがちである。しかし、逆の立場になって考えたとき、聞き手にその気がなく、肝心なところからずれていて話を聞き流しているとしたら、話し手とのいい関係は作れない。<聞く>ことは相手の立場を受け止めることであり、自分に余裕がなくてはなかなかうまく行かない。本書は<聞く>から始まる、相手にとっても、自分にとっても心地よいコミュニケーションの基本と共に、受け止める側の心地よい自己表現法を解説し、人間関係をよりよくする方法を提案する。
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Posted by ブクログ
上手なコミュニケーションをはかる。相手の気持ちを理解する聞き方。態度や表情。聴くことによる適切な一言。さまざまな立場の人の話を聞く。さまざまなタイプの人の話を聞く。
119ページとコンパクトかつ半分は図解なので、さっくりと読めるが、内容としては要点が整理されていると感じた。
共感的に聴くために、まずは受け止め(acknowledge)、それから受け容れる(accept)ことなど、アサーティブなコミュニケーションに生かしたい。
16-78
Posted by ブクログ
●自分の興味を優先して「訊く」
自分の世界にいるので
相手の話に的外れな返答をすることになる。
●先入観 のある対応
この人はどうせこうだからと思っていると
相手の思いが聞けなくなる。
●相手を理解する
積極的な関心=相手の尊厳、価値を大切にし存在をうけとめる
共感的=相手の想いや考えを理解して受けとめる
に理解して返すこと。
●相手を受け入れるとは
共感的に相手を理解し、存在そのものに関心をもつ
ことで、相手が自分を表現しやすくなる。
●聴くのある会話
相手の話を要約してから、自分の話をする。
●初対面の会話
相手の言ったことを短く繰り返す
要約、言い換えるを多めに伝えかえす努力が必要
●誰かと会話するときは
「自分について知られることは覚悟する」
●話題のヒントを探しながら
話題がコロコロかわってもよい
●適度な自己開示
●安全な会話を心がける
相手が傷つくような事
話したくないようなことには触れない
●称賛
他と比べて褒めるのではなく
自分なりにイイなと感じたところを伝える
●相手をなぐさめる
ずいぶん頑張ったんだね、さぞかしがっかりだったね OK
なるほど、がっかりだったね NG
一旦、相手の気持ちに共感しておく。
● なぜ。 どうして。 は禁句
なにか理由があったの?
どんなふうにしてそうなったの?
●言いたくない気持ちに共感すること
Posted by ブクログ
1それぞれの理解の仕方(枠組み)がある
2相手の枠組みに沿って理解しようと耳を傾ける
3『聞く』耳に音が入る
『聴く』相手の感じていること伝えたいことを理解しよう
相手がわかってもらいたいように理解しようとする
『訊く』しりたいこと、質問したいことを尋ねる
4結論だけを聞くのでなく、心の動き、プロセスも聴く
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