あらすじ
本書の想定読者はズバリ、会社にぶら下がらずに生き抜いていかねばならない、20代後半から40代前半のあなた! 職階でいえば、若手マネジャーから課長クラス。
この年代には、日々降りかかる課題に対する解決力が求められる。しかし、ビジネス上の戦略に絶対的な正解はない。そのため、課題への「最適解」に近づくためのプロセスを学んでおく必要がある。そして、いくつもの「仮説立案→仮説検証」の中から「最適解」を柔軟に導き出すスキルが、「戦略思考」なのである。
そこで本書は、課題解決に欠かせない「戦略思考」ツールを数多く収録。戦略思考を実際に習得できるよう、図表やチャートを使った仮説検証・論点分解の方法を、具体例と練習問題を交えて解説する。
“サラリーマン”から、デキる“ビジネスパーソン”へ。大手企業で人気の研修コンテンツを一挙公開!
2003年の初版発行以来、増刷を重ねるロングセラーの電子版。
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Posted by ブクログ
論点を構造的にすると、どう使うかについて参考になった一冊。
〈感想と適用〉
・機械的に論点をどう全体に他に武器を使うかを教えてくれる
・論点をどう図式化するか。構造化するか。
・後半は他と共通。
〈要点〉
○戦略思考とは何か:左脳も作って課題解決まで考えていく
→①課題の意識の摺合せ:解決すべき課題は、なぜか。具体的な目標は、なぜか。制約条件は、なぜか。なぜ達成する必要あるのか、なぜか
→②仮説を洗い出し、イシューツリー作成。イシューツリーにツッコミを入れていく
→③コンセプトを作成
→④仮説論証に対して必要な検討課題を考える
→⑤作業プランを作成する
○どう論点を構築するのか
・課題は複数の論点に軸を基にMECEされて分けて考える。=イシューツリー
└・MECEは納得感が重要。課題、論点に対して漏れなくダブりなくか。
└・4つのイシューツリー:択一型(意思決定)、打ちて型(それでどうする)、原因究明型(なぜ)、論証型(なぜなら)
└・レベル感をあわせる、重複しない、重要な軸は前に出す、深堀りするのは筋の良い論点
○どう仮説を構築するのか
・仮説に対して、”なぜそう言えるのか”、”本当に”、新しい事実には、”何が言えるのか”を考える
・初期課題と仮説、検証すべきポイント
・常識を疑う=なぜ本当に?、そうなの?
・あるべき姿(Tobe)、と未来を意識する
・顧客視点の仮説を構築する
└自分が顧客ならどうしたいか、何が欲しいかの視点=お客になりきる
└具体的なディテール(Ex.メニュー内容やサービス、料金)まで含めて想像する。=リアリティスイッチ
〈その他〉
○空(事実)→雨(分析結果)→傘(提言)→紙(プラン)
○解決策のチェックリスト
└・なぜこの結論を実施するのか、1言何をするのか、どの市場セグメントを対象にするのか、どんな組織を担当し、最終責任をおうのか
どんなスケジュールか、どんなビジネスモデルまたは実行プロセス化、結果としていくら収益を達成するのか
Posted by ブクログ
問題の発見と解決の具体的な方策が詳しく述べられている。
フレームワークについても改めて確認する事ができた。
手元には置いておきたい。
戦略というよりは問題解決の基本的な思考法とツールという感じの内容。
Posted by ブクログ
久々に読み返してみました。
右脳と左脳の両方をどう使いながら戦略を立てていくかというステップが細かく説明されている。
いかに、とんがったアイディアを右脳から生み出し、そこにどう左脳が理屈付けをしていくことができるかということ。
凡庸なアイディアに左脳でロジックとデータの裏付けをすることはいくらでも出来るが、それでは画期的な新しいものが生まれない。
直感的に「これいいっ」と感じることがよく有るけれど、それを左脳がうまく処理できるようになると、仕事の質が大きくあがるんだなー。
(ためいきー)
グラフなどのサンプルも多彩に乗っているので、プロジェクトのプレゼンをまとめる人には参考書としても使える本だと思います。
Posted by ブクログ
【気になった場所】
企業に付加価値を提供すること
ビジネスパーソンとは
→自ら課題を見つけ、目標を設定し、解決する人
=サラリーマン+戦略思考
イシューツリーの作り方
・軸を決める
・論点はMECEに分解する
・重要な軸は前に出す
・メリハリをつける
仮説はお客様の視点で考える
→お客様を主語にしたストーリーを考える
常識の枠を破るには、素人の質問をする
→なぜ?本当に?を繰り返すこと
初期仮説を作る手順
・課題の目的と動機の共有
・右脳作業→仮説の洗い出し
・左脳作業→論点分解
・右脳と左脳の突き合わせ
・仮説とイシューツリーの見直し
・検討課題の洗い出し
・検証作業プランの作成
損益分岐点
=利益=売上高-固定費=限界利益-固定費=0