【感想・ネタバレ】エスケヱプ・スピヰドのレビュー

あらすじ

昭和一○一年夏。極東の島国《八洲(やしま)》は、二十年前の戦争で壊滅状態にあった。廃墟の町《尽天(じんてん)》では、人々が暴走した戦闘機械の脅威にさらされながら生きていた。 少女・叶葉(かなは)は戦闘兵器から逃れる最中、棺で眠る奇妙な少年と巨大な《蜂》に出会い、自分を助けるよう頼む。それは、少女と少年が“主従関係の契約”を結んだ瞬間だった──。 少年の名は、金翅(きんし)の九曜(くよう)。《蜂》と少年は、《鬼虫(きちゅう)》と呼ばれる、超高性能戦略兵器であった。叶葉は、兵器であるがゆえに人の感情が存在しない九曜を一人の人間として扱い、交流していく。 徐々に心を持ち始める九曜だったが、九曜と同じ鬼虫である《蜻蛉》四天(してん)の竜胆(りんどう)が飛来し ── !?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 九岡望を知った切っ掛けであり、小説家を目指した切っ掛けであり、この10年以上で数十回と読み返した私のバイブル。

 細かく書く訳でも無いのに脳裏に情景を叩きつける描写力。
 くっきりと一本芯の通った人物。
 コミカル、シリアス。展開の使い分けとシーンの切り替えが本当に上手い。
 

 そして何より、山場の盛り上がり方がえげつない。
 ズドンと心臓を叩くような圧力で読み手を物語の世界に引き摺り込み、気付いた頃には口の中をカラカラにして文字を追いかけている。

 物語全体の完成度が極めて高い「エスケヱプ・スピヰド」シリーズですが、この第一巻はその中でもトップ3に入るアツさです。

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2024年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作者の趣味丸出しの世界設定。だがそれがいい。主人公の能力と敵の能力が割れた時点で攻略方法は容易に想像つくが、わかっていてもああ書かれるとたまらん。血が沸騰する。さて続刊が出ているのだがこの終わり方で続きは何を書くのだろうか。少なくとももう機動兵器バトルはできなさそうだが・・・どうなるか楽しみ。

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2012年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アクションとかほとんど読まないけどこれは好きです。

うん、九曜がかわいいです。そもそもそれで手にとったし。
日常のシーンでもなかなかニヤニヤしました。

アクションシーンもどきどきして良かった。状況もけっこうわかりやすいし。

九曜が蜂とつながってるとことか帰ってきて少年のような微笑を見せたとことかも好き。
まだまだ好きなとこいっぱいあるんだけど多いなぁ。

互いに存在理由を探してるとこもいい。

最後に好きなセリフ。

「だから君は、これからは小生の為に生きろ」

映像化したの見たいです…!映画とか。

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2019年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった~!!
戦後の世界で冷凍睡眠から目覚めた人たちと
生き残った兵器の少年のはなし

だんだん人間味を帯びていく九曜もかわいい
叶葉ちゃんかわゆす

死んじゃった兵器仲間たちもちらっとしか出てこないのがまたいい

なんか超すきだった~!面白かった
ふたりのやりとりがよすぎた

一巻完で好感度うなぎのぼり(だってきれいに終わってるし潔いじゃん?)
と思ったのに今登録するときに
七巻くらいまで出てるのがわかっちゃった…

続きも面白いのかな?
一巻が最高ってパターンかな
気になる

ライトノベルのランキングに入ってた
読んでよかった

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2015年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本を思わせる架空の国家・八洲を舞台にしたSF。「金翅の九曜」「四天の竜胆」など、戦闘兵器・鬼虫のコードネームがいちいち格好良い。心理描写などが抑え気味で読みやすかった。

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2018年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世界観とか設定としてはすごく面白いと思う。私は機械とか結構好きなので読んでいても飽きなかった。どちらかと言うと男性向けなのかな?これはアニメでも面白いと思う。
ただ、気になった点がいくつか。
まず、表現の使いまわしが少し多い気がする。あと、大事なところで台詞がない。九曜が蘇生したときの叶葉の司令の言葉はせめて欲しかったなぁと。
文章力は今後に期待。

何はともあれ叶葉ちゃんが可愛い。
2人で旅に出ちゃったけど2巻は菘とか出てくるのかな?

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2015年07月19日

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