あらすじ
スポーツほど「メンタル」によって勝敗が左右される世界はない。同じような実力を持つ選手同士の試合では、ほんの少しの気のゆるみや集中力の欠如で勝負が決まり、たとえ実力に差があっても、メンタルの状態次第で弱者が一気に逆転してしまうこともある。スポーツの世界でいま、体力や技術を向上させることと同様に重視されているのが、メンタルなのだ。そこで本書では、そもそもメンタルとは何かを説明しながら、さまざまなスポーツシーンでのメンタル強化法を紹介。「練習でできたことを試合で練習通りに発揮する」「試合中の弱気やあきらめの心を消す」など、多くのアスリートが抱えるメンタルの弱みを強みへと変えていく。また、スポーツにだけ有効なメソッドではなく、ビジネスや勉強、家庭など、シーンを変えて利用できるものばかりを厳選している。著者の浮世満理子氏は、プロゴルフ、体操、陸上、テニス、野球、フィギュアスケート、スノーボードなどさまざまな分野のトッププロからアマ選手のメンタルトレーニングを担当してきている。
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Posted by ブクログ
試合での気持ちの持ち様や、モチベーションの保ち方を教えてくれる良書。スポーツ以外にも応用できるメンタル術がわかる。第三章はそれまでの章の繰り返しのようで物足りないが、それ以外はよい。
Posted by ブクログ
タイトル通り、メンタル強化のために必要な手法についての本。
45通りの話ひとつひとつにもとづき、自分の思い込みを排除していく努力が必要であるのが、前提。
自分にとって価値があったのは「クリアリング」。
つまり、自分の中でモヤモヤしているものや嫌なものをすべて吐き出すこと。
逆もあるのだろう。きちんとした努力のもとに得られた「よいこと」を確認するのは、自己肯定感につながるということとセットで考えるとよいのではないか。