【感想・ネタバレ】大学生の学び・入門:大学での勉強は役に立つ!のレビュー

あらすじ

大学生はどう勉強すればよいのか。大学教育は役に立つのか。大学生の勉強(学び)のあり方を認識と行動の2つの次元に分け、具体的なエピソードを交えて解説する。巻末には、学生による「大学生の学び方レポート」も掲載。目指すべき勉強を「自分なりの見方や考え方をもつ」「自分を発展させる勉強」ととらえることで、新しい学びの世界が広がる! 導入教育にも最適。【第1部 認識編】将来やりたいことを考え続ける/勉強しながら将来を考える/大学での勉強は役に立つ(1)/大学での勉強は役に立つ(2)/自分なりの見方や考え方をもつために/【第2部 行動編】生活フォームをつくろう!/本を読もう!/勉強会、自主ゼミをやろう!/1回1回の課題や発表を大事にしよう!/付録 類書のガイド、大学生の学び方レポート

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Posted by ブクログ

ネタバレ

京大の心理学者が書いた大学1年向けの学習入門書。軽いノウハウ本のように見え、平易なことばばかりでありながら、大学論、学問論まで及び内容の濃い本です。本当に大学での勉強が役に立たないのか?企業が採用面接で重視しないと言われてきたが、実は入社してから将来役立っているとの指摘になります。大学での学問とは何かを深いレベルで考えることができました。P52の文章は鋭い学生への挑戦です。著者の主張のエッセンスのように思います。「結局のところ、大学での勉強が将来とどうつながるかわからない。社会に出てから役に立たないなどと不満をもたらす者は、ある問題について自分で考えるということをしたことがないのだ。知識と知識、社会や現場の問題と知識をつなげるのは個人である。この作業をしない者に、知識の有用性をいくら説いてもわからない。問題は何でもよいのである。ある問題についていったん自分でものを考えてみるといい。そうすると、自分がいかにものを知らないか、知識がないかがわかる。そうなると、どんな知識でも、学べるものは学べるときに学んでおこうという意識になる。こういうモードになると、大学ほど楽しい場はない。」後半は読書の仕方と分り易いアドバイスです。

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2013年08月21日

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