あらすじ
わけあって田舎に育った澪姫は、花嵐の中、傷を負って倒れていた若者・伴成を救う。素性を明かさないが、どこか雅やかな空気をまとう伴成に、淡い恋心を抱く澪姫。伴成の旅立ちが迫る最後の夜、澪姫は突然彼に抱きすくめられる。「あなたを妻にしたい」――初めて受ける濃厚な口づけ。巧みな愛撫で淫らにひらかれていくからだ……。身も心も伴成に奪われた澪姫だったが、東宮との結婚が決まってしまい!?
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匿名
なんと言っても絵が可愛い！
イラストに惹かれて購入しました。
ヒーローの敬語攻めと甘く意地悪な感じがとても良かったです。主人公は従順なお姫様で平安時代としては良かったかなと思います。
ゆったりとした描写が濃厚な雰囲気を出していて、とてもスムーズに読めました。
平安物が好きなので雰囲気出ていてよかったと思います。一部おかしなところもありましたが、あとがき読んで納得。これはあくまで平安風ファンタジーであると…。京極れな先生の作品を読んだのはこれが初めてでしたが読みやすかったし、ヒーローもヒロインも素敵でした。あとエロが濃い！（笑）
面白かった
最後の展開には、まさか、まさかと思いつつ鳥肌がたちました！
私的には最初の出会い方がすごく好きでした。最後まで読ませて頂いてから考えると、普通ではあり得ない出会い方なんでしょうが、そこから伴成が姫に夢中になっていく様、姫の苦悩や葛藤、全てにキュンときて切なくて、良い作品に出会えたなぁと思います。
Posted by ブクログ
平安ものは割と好きですし、絵師のアオイ冬子さんも好きなんで買ってみました。
摂関家の血をひくのに、両家の仲が悪いため、田舎で暮らす澪姫。ある日怪我をした若者を助けたことで生活が一変します。
助けた若者の伴成は、実は東宮だったのですが、自分を東宮の弟宮と偽り、最後まで真実を澪に明らかにしませんでした。
お話としては、澪が東宮に入内する身でありながら、伴成に身を任せる苦悩がないと進まないように思うのですが、正直、澪にも真実を明らかにして上げた方がよかったのでは？と思うくらい、悩む澪がかわいそうでした。
おぼこさが可愛い
おぼこい可愛い主人公と、自分のやりたいことを身分を偽ってでも体現するヒーロー。
もう少し波乱が有ったら良かったなぁっと思いました。
あまりに素直に順調に？話が進んだので、そこは少し物足りなかったかも。
