あらすじ
戦争をすることで国民の暮らしがどれほど影響を受けるのか、悲惨な事態になるのか。長年戦時史研究を続ける著者が、コレクションである膨大な戦時史資料をもとに、戦争のバカバカしさを激白!
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Posted by ブクログ
「あばれはっちゃく」などの児童文学の作者が、ビジネスを中心とした政策を検証。
第二次大戦は総力戦だった。政治・経済や教育、厚生など多岐に渡る総合力が問われる。
後書きにもあるが、「絶えず日本の今日的課題とダブル・イメージとなった」
グランドデザインのない政策、声の大きい主張が通る会議、官僚の縄張り主義、昔も今も変わらない。
そして、不況による倒産、強制的な業種変更、貯蓄を強制させられたうえでのハイパーインフレ。
これでも戦争をしたいのだろうか。
Posted by ブクログ
中国侵攻から太平洋戦争まで経済圏確保の為の戦いだったはずが、実は経済政策の失敗で、総力戦体制とはほど遠く、まともに戦える状態ではなかった、という話。 統制経済が民間の活力を喪失させ、財政破綻を貯蓄奨励で補う。 戦いの美学やロマンとは異次元の、経済戦争でのお粗末な実態が示されている。