【感想・ネタバレ】涙(下)のレビュー

あらすじ

川崎、熱海、焼津、田川……わずかな手がかりをもとに、萄子は必死に婚約者の跡を追った。やがて捜査から、ある男が重要人物として浮上するが、勝が逃亡する理由は不明のまま。勝への思いが消え入りそうな萄子だったが、当時米領の沖縄・宮古島に彼がいる可能性を大阪で知る。島でわかった慟哭の真実とは? 1960年代の出来事・風俗をちりばめ、男女の一途な愛を描いた傑作ミステリー!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一本筋の通った主人公と婚約者。
昭和の時代を感じます。
人生ハプニングがあっても、自分の芯をきちんと持っていれば、ふと気がづいたとき助けてくれる人がそばにいてくれて、それなりに幸せに暮らしていいける。
切ないけれど、希望も感じるお話でした。
奥田の最後は悲しかったけど、それまでは幸せだったと思いたい

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2015年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミステリーとしての謎に対する整合な説明もさることながら、ラストの情景と迫力がとてもよい。
時代背景や考え方は昭和な感。

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2024年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この人の作品は好きじゃないけど、初めて泣けた。
主人公がついに婚約者を見つけて、真実を知って、本当に別れる時、泣けた。婚約者との過ごした思い出と一緒に、その時の感触やその時のせつなさやその時の空気まで思い出す、あの感覚。この小説の主人公がどうとかいう感情ではなくて、自分の経験のその感覚を思い出して泣けた。あの時の、あの感覚は、もう、二度と手に入らないだろうと知って悲しかった。

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2014年10月16日

シリーズ作品レビュー

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