【感想・ネタバレ】三日間の幸福のレビュー

あらすじ

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。 未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。 ウェブで大人気のエピソードがついに文庫化。 (原題:『寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。』)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

三秋さんの本にしては割と救いがあるような気がした。
どちらも最後は同じだけの寿命を残して終わり。

どこか難しいというか、めんどくさい性格の主人公。そして間が悪いというかなんというか。そこに共感してしまう部分もちらほら。

そんな中でほどんど価値のない寿命を売って、ミヤギに出会う。ミヤギと余生を過ごす中で、関係性だったり、気持ちが変わって、最後には辞めたはずの絵をきっかけに、人生で1番幸せな三日間を手に入れるのが最高だと思った。タイトルぴったり

主人公はめんどくさい性格ではあるものの、人目を気にしないで、皆からは見えていないミヤギと行動したり話をしているのが良い。ちゃんと人を愛せる人。

やっと愛する人に出会えて残された時間が3日なんて辛いけど、主人公が寿命を売らなければ二人は出会えなかったわけだし、お互いがお互いのために寿命をほとんど売り払って、幸せな最期を迎える。三日間の幸福。

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2026年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ウェブで読んで文庫で読んで、更にこの感想を書き連ねるために読み直して今のところ涙がでなかったことはない。それほどまでに私の心を揺さぶってきたし、この先何度読み返してもさめざめと泣くことは間違いないだろう。
以後あなたを好きになろうとしてくれる人は二度と現れません、という言葉が妙に頭に残っていて。
結局この言葉を発したミヤギ本人が好きになっているのだけれど、自身の寂しさを埋める程度の道具位にしか他人をみていなかったクスノキが最後ミヤギの抱えたものをどうにかするために考えて結果を出せる程になったのは、自己満足でも他者に与えてみせた行いとそれをしっかり受け止めた者の関係が綺麗にできたからだろう。
与える側と受け止める側の行き来をしているのをみているとそういえば人生ってそれの連続だったなと思う。
その関係が常に流転していること、大小に関わらずいつだってそれができるのは社会の最小単位である私と貴方が必要なことその美しさ、というものは少々この本や筆者がいいたいこととはズレているかもしれないが私の大事にしたい感想のひとつだ。
自分の未来が大きくかわったように、あなたの未来も大きくかわる筈だと、そういって抱えたものの殆どを清算する段取りをつけて別れたあの場面をみているとこれ程運命の出会いという言葉が似合う二人もいないだろう。
本来交わらなければ変わることのなかった気質だとかそういったものに変質をもたらす出会いを運命と言わずしてなんというのか、私は知らない。
いつか良いことが起きると縋って生きていると悲惨な末路を辿ってしまった男を私は一人知っているのでそのような期待はしていないのだが、この物語との出会いがいつか良いことが起きるの内のひとつだとすれば私にとって得難い幸福であったことは言うまでもないだろう。

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

紛うことなき超名作。感動系においてはダントツと言ってもいいほど好きである。人の寿命を売る。ここから始まる物語であるが、寿命。ひいては人の命の価値について考えさせられた。また寿命を集める死神。彼らもまた人間だったのであり、そういった側面を捨てきれない。もう一度読みたい。もう覚えていない部分の方が多い。

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2026年06月11日

ネタバレ 購入済み

本編を読み始める前に、あとがきの「作品を通して命の価値だとか愛の力だとかについて語ろうという気は、実をいうと、更々ないのです」という一文を先に読んでしまったからか、読了間際から何とも微妙な感覚に囚われてしまいました。

寿命・時間・健康の何れかを換金できる謎の設定、残寿命の30年を換金し余生が3ヶ月となる主人公クスノキ、その監視員として来る女性ミヤギは親の借金の為に10歳の時から30年分の時間を奪われ透明人間に…。
2ヶ月の時を過ごす中で、互いを大切に思うようになった末が、最期の三日間って…。
謎設定ではありつつも、この物語の中では拘束力がありそうで、三日間を過ごしたら本当に設定通りになってしまうのか…?

#切ない #シュール

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2023年12月27日

匿名

ネタバレ 購入済み

感動

とても感動しました

#泣ける #エモい #ドロドロ

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2023年06月09日

ネタバレ 購入済み

幼い頃は自分の価値が30億あると信じていても、年齢とともに実は自分は大したことないと気付かされ傷付くのは自分にも思い当たる節があり共感できました。余命3ヶ月でやろうとしたことも次々と裏目に出るのが現実的で、それはそれまでの生き方の結果だと思うともう少し丁寧に人生を送るべきなんだと考えさせられました。

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2022年08月28日

ネタバレ 購入済み

この作品を読み終えて

夢中になって三日間の幸福を読ませていただきました。
始めは主人公のクスノキさんがあまりに愚かしい人だった為、読んでいて辛いなと感じる部分もあったのですが、読み進めていく内に何だか離れられなくなり気がづいたら最後の最後まで読んでしまっていました。
僕はこの本を通して三秋縋さんの世界観が改めて好きになりました。読み終わったあとにスカッとするでも落ち込むでもないこの穏やかな世界観に。

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2017年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

美しいタイトル回収を教えてください!みたいなXのポストにたくさんこちらの作品が挙げられていたため購入!
いやー、美しいタイトル回収でした!伏線回収というか。

自分の人生の価値ってどのくらいなんだろうってことは良く考えますよね。自分が交通事故か何かで死んでしまった時に家族に払われるお金とかもそうですよね。
主人公の人生のことも、周りの人間たちのことも考えてしまう。
ヒメノちゃんにだって良い人生を送って欲しかった。
クラスでのイジメにも耐えられず主人公は気付いてくれない、結婚生活も散々で最後は……。悲しい。

ミヤギちゃん可愛かったです。

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三秋縋さんの作品は、「恋する寄生虫」に続き、2作品目でした。話の展開が面白く、引き込まれていくような作品であったと振り返ります。

クスノキとヒメノのエピソードは、切なく、ヒメノもまたSOSを出していたところは、胸にジーンとくるものがありました。ヒメノは、本当はクスノキの前で死ぬつもりだったことは、恨みが出ていたことで、2人の関係がこじれた感じでした。ヒメノの助けの求めに応じなかったが、今こうしてクスノキが現れたことが、憎かったんだなと思いました。

その一方で、クスノキは、監視員のミヤギと交流をして、距離が縮まっていきますが、ミヤギが他の人から、見えない存在であるため、不審がられるところは、独特でした。

最後、クスノキは、ミヤギの借金をなくすために、奮闘しますが、ミヤギは突如クスノキの前から姿をくらまします。

と、思ったら、クスノキもミヤギも寿命を売り払い、残り3日間となったところで、ミヤギは、現実にいる人として、現れることになり、クスノキと最後を過ごすことになります。これが、タイトルにつながるのだとしたら、しみじみときました。

ミヤギが現れる場面は、「奇跡が起きた」というよりも、二人がお互いを選び合ったことが何より大きい場面だと感じました。

それまで主人公は、自分には価値がないと思い込み、人生を諦めていました。でも、ミヤギと過ごした時間の中で、「この人と生きたい」という気持ちが生まれます。

そしてラストでミヤギが現れた瞬間、「残り時間がどれだけ短くても、一緒にいることが幸福なんだ」という作品のテーマが一気につながります。

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わってからタイトルの意味に気づき感動しました。

人生の価値とは?
もし自分が自分の残りの人生が30万円と言われたらどうなるんだろう。
主人公のような行動に移せるだろうか。
おそらく自分は深く落ち込み、絶望し30万円よりも価値のない残りの人生を過ごすことになっていただろう。

この本と通して、「人生の価値とは何か」考えることができた。
残りの人生が少し豊かになった気がする。

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2026年05月26日

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ネタバレ

ほんとに良かった。ハッピーエンド好きの私にとっては最高。
ミヤギとクスノキが幸せならなんでもいいよ泣

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

設定は面白かったし
最後の最後で2人が幸せになれてよかったとは思えたけど
んー期待したほど響くものがなかった
過去を美化してしまうのはよく分かる

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2026年10月01日

ネタバレ

平凡

薦められて読みましたが、私の好みではありませんでした。ヒメノが作者の中では重要ではなかったんでしょうね。ヒメノとくっつかないのが丸見えでした。というか、この作品にヒメノの存在って本当に必要だったのでしょうか…
ミヤギが主人公をどうして好きになったのかも分かりません。主人公の長所を全く見いだせない。異様にセリフが冗長で不自然な箇所も多くヒメノとミヤギの類似性もありました。
答え合わせ、の箇所は本当にわけが分かりませんでした。直前に似たようなことヒメノ自身が言ってたし…タイムカプセルのくだりも曖昧。
発想は良かったので★2

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2018年03月29日

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