あらすじ
南久阿(なくあ)といふ蜘蛛神ありけり。かの神、神田太郎(かんだ・たろう)なる童子、銀子(ぎんこ)なる大狼、大蜘蛛と八咫烏(やたがらす)を従へる。渡来神なる侵略者、土地神を荒ぶらせ、日の本を穢すものなり。南久阿、荒ぶる神を鎮め、渡来神を斃さんとす。――大寒波、大気汚染、拉致監禁(さらに盗撮!)……。国を脅かす危機に、日本神族・南久阿が立ち向かう!
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Posted by ブクログ
読書録「南Q阿伝2」4
著者 光永康則
出版 講談社
p16より引用
“さっき神しゃまがテレビに出ておられたが
それこそ衆目の前に”
目次から抜粋引用
“南久阿、月なき夜を仰ぐ
南久阿、北方に赴く
南久阿、監視される
南久阿、四股を踏ませんとす”
蜘蛛の神様と、その下僕を身に宿した少年
を主人公とした、日本を侵略しようとする存
在との戦いを描いた物語。
新月の夜、正体不明の大きな手に小学生が
拐われた。南久阿と八咫烏の調べで神隠しだ
と判明し…。
上記の引用は、南久阿を祭神として祀る神
社の神職の台詞。
テレビ中継に出演するとは、何ともポップな
神様です。
神様は、いないと思って生きるよりも、いる
と信じて生きるほうが、現実的な御利益があ
るとかいうようなことを、誰か歴史的に有名
な科学者が言っていたように記憶しています。
いることを信じて、日々穏やかに過ごしたい
ものです。
ご飯を沢山食べるお祭りが書かれていて、
私の地域の正月行事とにている所がありまし
た。私が参加するようになった時には、もう
大食いする形式は廃れていましたが、年の始
に地域の人が集まって食事をするのは、今で
も続いています。また時代が変われば、御飯
食いも復活するかもしれません。集落があれ
ばの話ですが…。
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