【感想・ネタバレ】新装版 コクーン・ワールド1 黄昏に踊る冒険者のレビュー

あらすじ

【電子版特典:1991年刊行時の挿絵イラストを巻末ギャラリーとして収録!】
広大なる地底世界に引きずり込まれてしまった問題だらけの冒険者たち。地上への道を探し求めて、右往左往の珍道中が始まった――。タリアが、イシュカが帰ってきた! 傑作ファンタジー、待望の新装版が登場。弘司描きおろしイラストに加え、幻の短編「白昼に絡む冒険者」(前編)も収録! 解説=井上 堅二

※本書は1991年10月に刊行された『コクーン・ワールド1 黄昏に踊る冒険者』(角川スニーカー文庫)を加筆修正したものが底本になります。
※短編「白昼に絡む冒険者(前編)」は、「野性時代」1993年2月号と、1993年4月に刊行された「ザ・ファンタジーI」(カドカワノベルズ)に収録の「白昼に絡む冒険者」に、加筆修正を加えたものです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 家の隅で眠っていたシリーズ群。コクーン3冊、続いてティルト2冊まで読みました。

 小説なのに、お話の構造が物すごくTRPGセッションで、(ところどころセッションぽくないですが)、ああ、こうやって遊んだんだなあと思えるところは楽しいです。
 反面、TRPGセッションの枠からどうしても出られないので、小説として読むにはとっちらかっている感じもあったり。「事件」がゲームの都合的な何かで展開して、「真相」が世界観の都合的な何かで集束する、そんなところ。

 あと、登場人物が、好みとはちょっと外れてて……。
 あ、TRPGセッションで同卓する分には楽しいキャラ達だと思うのですが。
 小説として読む分には、自己中心的というか、自己完結的な部分が目につくのが、ちょっと苦手。
 ティルトに入ると、ソアラまで短絡キャラの仲間入りしてるしなあ。あれこれ考えるセッションスタイルの人は遊びにくいマスタリングなのかな、とか思ってしまいます。

 ただ、情緒あふれる世界感を素材にする友野GMの手法は、以前からとても好きで。
 コクーンの後半、ティルト序盤の漫遊記的な描写は、とても楽しませてもらいました。

 あと、続きはティルト1冊、アビス3冊、そして最終巻があるらしいのですが、入手が難しいので足踏み状態。

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2015年08月01日

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