【感想・ネタバレ】儚い羊たちの祝宴のレビュー

あらすじ

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本を持つ手がじっとりする。

じっくりと米澤穂信の毒を味わうことが出来た。

そもそも表紙からしてなんか不穏である。

図書委員シリーズから入って、爽やかビターいいね!

って思って臨んだ『満願』でこっ酷くやられていたこともあって、本作もさぞ…と身構えて読んだから乗り切ることができた。

『北の館の罪人』が一番好みだった。文章が気持ち良すぎる。

「バベルの会」の設定上仕方がないけど、古典文学の造詣が深ければもう少し楽しめたんだろうなあ。

作家は色々読んでるのね…

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2026年05月27日

匿名

ネタバレ 購入済み

独特な耽美な世界観と意外な結末なミステリ連作短編集。
どの話も大変面白く、特に、「山荘秘聞」「玉野五十鈴の誉れ」の2つがお気に入りです。

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2025年05月04日

ネタバレ 購入済み

お耽美なイヤミスの最高峰

お嬢様達の一言ひとことが美しい。
私は教養がないので儚い羊たちの晩餐が1番面白かった。唯一明らかに主人公が図太くて面白い。玉野五十鈴の誉れは泣けるけど、生きたまま焼かれた弟が不憫すぎた。

#ダーク

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2025年05月03日

ネタバレ 購入済み

叙述の大作を続けて読んでたので、驚愕の結末に今までの話が最後に繋がって……みたいなのを期待してたのでそこは残念。
「身内に不幸がありまして」の殺人の動機が会合に出たくなかったからが一番驚いた。
「北の館の罪人」の結末はゾッとした。

0
2019年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上流階級のお嬢様達の読書サークル、バベルの会。
どの章にも、そのバベルの会に所属している人物が出てきて、全ての話が、どこか繋がっているような感覚になる短編集。


・身内に不幸がありまして
主人公の村里夕日が仕える丹山家の話。
毎年同じ日になると、親族の誰かが死んでいく。もしかしたら心の底でそう願っていた私が、無意識のうちに殺してしまっているのかもしれない。
そう考えていた夕日も殺されてしまう。つまり犯人は…。
「身内に不幸がありまして…。」
眠るのが怖いと感じる人達の話。

・北の館の罪人
母が亡くなり、身寄りのない主人公のあまりは、母が遺した言葉を頼りに六綱家へ向かう。
北の館で暮らすことになるが、そこには先客がいて、不思議な買い物を頼まれるようになる。
遺産が絡むことで、弟は兄を恐れ、殺してしまった。かのように思ったけど、本当に黒い考えをしていたのは、あまりだった。
家族みんなを描いた絵、あまりにも1つの絵が遺されたが、「赤い手袋」をつけている。

・山荘秘聞
飛鶏館とは、辰野が妻のために、日本で1番美しい景色の中に建てた別荘。
前職の主から紹介され、そこで1人住みこみの管理人として働くことになった屋島が主人公。自分の仕事に、人一倍プライドと熱意を持つ屋島だが、辰野もお客も全く来ないまま、ただ1人で屋敷を管理する毎日だった。
そんなある冬、越智靖巳が崖から落ち遭難しているところを見つけ、看病する。越智と一緒に登っていた大学の仲間が助けに来るも、なぜか屋島は越智の事など知らないフリをする。
1人でも多く、1日でも長く、おもてなしをしたい屋島。そのためならと煉瓦を持つ。

・玉野五十鈴の誉れ
小栗家の一人娘として生まれた純香。十五の誕生日に祖母から玉野五十鈴を貰う。人を使うことを覚えるように。と祖母は言う。
厳しい祖母、助けてくれない母、居ないものとして扱われてるも同然の父、兄達は亡くなり、友は祖母に遠ざけられ、純香には五十鈴しかいなかった。
父の兄が人を殺した。小栗家に人殺しの血は要らない。
純香はどんどん弱る。母は再婚したらしい。弟が生まれたらしい。祖母の指示で五十鈴が毒を持ってきた。純香は毒は飲まないが環境は悪くなり続けた。
目を開けると母が泣く。父も頷く。弟が事故死し、祖母はそのショックのまま亡くなったらしい。
五十鈴は純香の望みを叶えてくれないことは1度たりともない。
「初めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣いても蓋取るな」

・儚い羊たちの晩餐
大寺毬絵の日記を読み進めながら、バベルの会が消滅した理由を探す。
バベルの会から追放されてしまった毬絵。本当の理由はなんなのか。
お金持ちに憧れ、祖父を殺し、兄弟達と富豪の真似ごとをする父は、金持ちはケチなことなどしないんだ。と言い厨娘の夏さんを雇う。
大寺家にはメデューズ号の筏、アミルスタン羊がふさわしい。
「いつか訪れる儚い君へ」


全体的に面白かったんだけど、特に玉野五十鈴の誉れがすごく面白かった。
ただ、最後の章である儚い羊たちの晩餐が、少し分かりづらく、私の中では1番微妙な話だった。最後の章ということで期待しすぎたのもあるかもしれない。
ドラクエ4のようなオムニバス形式。と聞いていたから、最後の章は前に出てきた登場人物がズラーっと出てくるのかと思い込んでいたのもあって、少し予想と違うなと思ってしまったのもある。
全体的には面白かったのは間違いないんだけど、最後がこの終わり方になってしまったから、少し評価が下がってしまったと思う。勘違いせずに短編集として読めば少し評価は上がるかも。

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2026年07月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

雪山の人が一番平和的。賄賂に対して安心感を覚えたのは初めてです。
日本のホラー的な静かで冷たい感じで、後に残るような小説。

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2026年07月06日

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