【感想・ネタバレ】聖灰の暗号(上)のレビュー

あらすじ

歴史学者・須貝彰は、南仏の図書館で世紀の発見をした。異端としてカトリックに憎悪され、十字軍の総攻撃を受けたカタリ派についての古文書を探りあてたのだ。運命的に出会った精神科医クリスチーヌ・サンドルとともに、須貝は、後世に密かに伝えられた“人間の大罪”を追い始める。構想三十年、時代に翻弄された市井の男女を描き続ける作家が全身全霊をこめた、歴史ミステリ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

現代の謎解き部分よりも、カタリ派が弾圧されている時代の話の箇所のほうが引き込まれた。
最後の犯人は、トカゲの尻尾切りだろうが、あまりに呆気ない感じがして、少し物足りなかった。もう少しひねりが欲しかった。
総じて、宗教のあり方を私たちに問いかけている作品としては、すごく考えさせられるのではないかと思う
現在のテロ問題も、宗教問題と考えれば、相手を排除することでは絶対に解決できないことであり、相互理解は重要なテーマだと考えさせられた。

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2017年08月04日

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