【感想・ネタバレ】社内政治の教科書のレビュー

あらすじ

「ビジネスは合理性。社内政治なんてムダ」。この考え方が危ない。会社は人の坩堝。必ず「政治」がある。その「政治」に背を向けていては、いくらロジカルシンキングが得意でも「仕事」はできない。特に、課長になったら「社内政治」こそが最重要課題となる。「社内政治」という非合理なゲームを生き抜く初の「教科書」。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・朝の挨拶をしないということは、「あなたは、私が相手にするほど重要な存在ではない」
というサインを送ってるのと同じ。

・実現したい企画→企画の採否に影響力を持つ人に相談
=相談されたことに対して「重要視されている」と感じてもらうこと
(上手に頼み事をするのも相手に重要感を与えることに繋がる)

相手の得意分野を知っておく。得意分野に教えを乞われると自尊心が刺激される

・できるだけ議論を避ける。議論すると勝ち負けが生まれて負の感情が発生してしまう。
→相手が本人の意思で意見に賛同するように仕向ける
 教えてください、と自尊心くすぐる作戦が有効

・部門によって持ってる情報と持ってない情報がある。その情報格差を利用して
「橋渡し」をすることで「価値」が生まれる

・面談の最大のコツはしゃべらないこと。聞くが8割、話すが2割。

・課長の仕事
①現場のことを経営に伝える。経営の意思を部下に実行させる
②課の中長期方針目標を明確にし、部下と共有
③部下が働きやすい環境を整える

※現場スタッフと異なり、「見る」「聞く」「考える」
 一歩下がって全体を俯瞰すること。現場仕事に没入してはダメ。

・不満分子を無力化する
→その人にしかできない仕事を取り上げることで影響力を削ぐ

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2016年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

会社の管理職(とその予備軍)向けに書かれた、いわゆるリーダー論。サラリーマンでなくとも、組織はどこでもあるから、読むと参考になるかも。

・社内政治は必要悪ではなく現実、避けて通れない
・議論に勝っても政治には負けてはいけない
・かけた情は水に流せ、受けた恩は石に刻め
・人にはまず与えよ、しかし善人にはなるな。相手の行動を検証せよ
・私心ではなく、大義で
・立場の弱い人を味方にする
・左遷を左遷にするのは自分
・質の高い休養をとろう

自分がサラリーマン時代に読みたかった逸書。
多くの会社を見てきたからこそ見える鋭い分析。おためごかしの理想論ではない。

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2015年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルが小恥ずかしいシリーズ。管理職になると「人を動かす」ことが仕事になる。しかし、人はそれぞれ価値観も利害も異なるので、それぞれの立場においての「正論」が対立を生み出す。上司を含めたラインの上方向や、他部署と仕事を進めていくにあたって、どのように考えどのように行動すべきかかを解説している。
敵をつくらないのが社内政治の鉄則であり、長期戦を意識して、明白な勝ち負けをつけずに自分が進めたい方向に少しずつ持っていくように心がけるのが良いらしい。

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2015年05月02日

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