あらすじ
史上もっとも卑劣な犯罪者にライムが挑む!
リンカーン・ライムのいとこ、アーサーが殺人容疑で逮捕された。アーサーは一貫して無実を主張するも、犯行現場や自宅から多数の証拠が見つかり、有罪は確定的に思えた。だがライムは不審を抱く。証拠が揃いすぎている――アーサーは濡れ衣を着せられたのではないか? そう睨んだライムはサックスらとともに独自の捜査を開始する。2009年週刊文春ミステリーベスト10第3位、このミステリーがすごい!第5位。【リンカーン・ライムシリーズ第8作】
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Posted by ブクログ
リンカーン・ライムシリーズはやはり面白い。今の時代にあったテーマで、いつこんな目にあってもおかしくないと考えるとうっすら背筋が寒くなる。それにしてもミスリードのうまいこと。急いで下巻に向かいます!
Posted by ブクログ
リンカーン・ライムシリーズの第八作。
前作の殺し屋を追いかけているライムに、
従兄弟が殺人の容疑者として逮捕されたという知らせが入る。
二つの捜査のうち、従兄弟の事件を選択するライム。
証拠を、犯人を捏造しているのは、
個人情報を知り尽くしている真犯人。
今まで触れられてこなかったライムの学生時代の話や、
前作で再会した少女、パムの恋愛も面白かったが、
マロイ警部が犯人に殺されてしまったのが衝撃だった。
(下巻へ続く)
Posted by ブクログ
ジェフリー・ディーヴァーは大好きな作家さんなのですが、リンカーン・ライム・シリーズの長編を読むのは初めてです。
短編は「クリスマス・プレゼント」の中に有ったかな??
私は基本的にシリーズ物はあまり好みません、何故なら必ず主人公が勝からです。
まあ、大体の小説はそうなのですが、ハラハラ感が少し減る感じがします。
しかし久しぶりに典型的な勧善懲悪的エンターテイメントも良いかと思い読んで見ました。
面白かった。
やはり、ディーヴァーのスピード感は凄いですね。
今回はインターネット情報社会の怖さがテーマですが、同じようなテーマでは「青い虚空」の方が面白かったかな。
シリーズ物特有のサイドストーリーも満載でこういうのが好きな人にはたまらないのでは。(私には少々邪魔)
少し食わず嫌いで敬遠していたのですが、面白いモノは素直に面白いと言うことで、評判の良い「コフィン・ダンサー」と「ウォッチ・メーカー」を読んでライムシリーズを語ってみようと思います。