【感想・ネタバレ】ウォッチメイカー 上のレビュー

あらすじ

ミステリ三冠達成(このミス1位、週刊文春ミステリー1位、日本冒険小説協会大賞〈海外部門〉)。これが現代アメリカミステリの最高到達点だ!
“ウォッチメイカー”と名乗る殺人者あらわる。手口は残忍で、いずれの現場にもアンティークの時計が残されていた。やがて犯人が同じ時計を10個買っていることが判明。被害者候補はあと8人いる――! “人間嘘発見器”こと尋問の天才キャサリン・ダンス捜査官とともに、リンカーン・ライムはウォッチメイカー阻止に奔走する。2007年度のミステリ各賞を総なめにしたジェフリー・ディーヴァーの代表作。【リンカーン・ライムシリーズ第7作】

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻では、ライムとサックスのペアがウォッチメーカーと呼ばれる犯罪者を追っている場面とウォッチメーカー側の視点とが交互に繰り返される構成。
ウォッチメーカー側の構成員も名前などがはっきりと描かれており、少し展開が間延びしている感じもして、正直微妙な作品かな、と思っていた。
同時に進行していたサックスの父親が関連していた汚職警官たちの話もなかなか進展もしなかった。

が、下巻に入ってからは、怒濤の早さで展開されていき、とっても面白い作品であった。
下巻早々にウォッチメーカーの相棒が捕まり、その後ウォッチメーカーも逮捕される。そこで、作品として終わりかなーっと思ったところ、次の計略が明らかになる。どの犯罪の裏に誰が隠れており、最終的に利益を得るのが誰なのかが、光明に隠されており、ドキドキした。
ウォッチメーカーを使って犯罪をしたように装ったが、実際にはウォッチメーカー自身が犯人であり、逮捕されなかったのも合わせて、予想外であった。
まずは、再読して、序盤からの伏線を楽しみたいと思った。
さらに、次のウォッチメーカーシリーズもあるというので、そちらもたのしみ。

0
2025年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

捨てられた蔵書の中の一冊。
犯人を好きになったのは初めてでした。
まるでシャーロックホームズとモリアーティを見ているようでした。
太陰太陽暦はーエレガントで調和が取れている。美しい。ー218ページ引用
古代の人々は、時間を独立した力だと考えていた。ほかの何ものにも備わっていない力を持った一種の神だとね。この機構はそのその考え方を象徴する物だとも解釈できるー219ページ引用

0
2021年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

打ちのめされて、叩きのめされて、立ち上がれないほどに最悪の状況に陥ることがある。
それが「今」や「将来」に起因するならまだしも・・・「過去」によって叩き潰された時に人はどうやって自分を取り戻せる?

ウォッチメイカーは傑作だ。下巻へ急げ!

0
2018年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さすがジェフリーディーヴァー
ウォッチメイカーは強そうなキャラの割には失敗多くない?という違和感から2転3転のどんでん返し

0
2025年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ウォッチメイカーたちは10件の殺人を計画していて、物語開始時点で2件の殺人事件を完了しているが、捜査班の動きに阻まれてその後が計画通りにいかない。
四肢麻痺の元刑事リンカーン・ライムは科学捜査に基づく推理により3件目の現場に警察を先回りさせて阻止する。相棒であり恋人でもあるアメリア・サックスを自分の事件に完全に引き入れたいが、彼女自身の事件を全うさせてあげたくもあり葛藤がある。
アメリア・サックスは刑事に昇進したばかりで自身の事件解決に意気込んでいる。しかし、刑事であった元恋人のかつての犯罪により立場が怪しくなりつつある。また、巡査であった父が現役時代に不正をしていたことを知り、打ちひしがれている。
ウォッチメイカーたちは警察の追っ手をかわしながら次の犯行のタイミングを見計らっている。10人のターゲットを選んだ理由が明らかになろうとしている。
ウォッチメイカーの事件とアメリアが担当する事件にはここまでは関わりがあるようには見えない。今後どこかで繋がりが出てくるのか。

ここまでは実質的に何も起こっていないような感じでもあり、まだよく分からない。下巻に期待かな。

0
2024年08月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リンカーン・ライムシリーズの第七作。

アメリアの代わりに現場の証拠集めを始めたブラスキー巡査、
大怪我から復帰したばかりなのに、
二度も危険な目に遭って、
殺されてしまうのではないかと心配だった。
「ルーキー」が殺されてしまう展開はありがちだから。

(下巻へ続く)

0
2019年01月26日

「小説」ランキング