あらすじ
虚栄の都・ハリウッドに血でただれた顔の「怪物」が出没する。ホラー作家が首を切断され、嬰児が次々と誘拐される事件の真相は何か。女優・松崎レオナの主演映画『サロメ』の撮影が行われる死海の「塩の宮殿」でも惨劇は繰り返された。甦る吸血鬼の恐怖に御手洗潔が立ち向かう。渾身のミステリー巨編が新たな地平を開く。
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Posted by ブクログ
レオナってこんなにやばめな人だったけと混乱。ほんとにヤバい描写はレオナじゃなかったわけだけど、それ以外はほとんどレオナなわけで、中々みないヒロインだ。
でも御手洗さんには綺麗なテンプレヒロインより、良いのかもしれない。
バートリエリザベートは昔から興味があったのでおもしろかったしとてもハラハラした。実際に、こんな恐ろしい城から1人の女の子が逃げ出したんだなあ。
Posted by ブクログ
女性の美への執念が招く殺戮のはなし。
前半は14世紀におけるエリーザベト・バートリの所業と現代における奇怪な殺人者の出現、レオナの奇行に、二人の現地刑事が翻弄される。
暗闇坂から主要サブキャラとして定着しているレオナの、狂人のごとき言動にハラハラ。
海外ロケ地での不可解な殺人事件で窮地に陥るレオナと監督を救うためになんだかんだ探偵が奔走する展開、前世紀の死者が現代に甦ったかのよう見せる謎かけはピラミッドを踏襲。そういえば今回は友人に出番なしでした。
複線用ではあるけどバートリのパートが一番恐ろしくもおもしろかった。前世紀、現在NY、現在エジプトそれぞれでひと悶着描かれるのでやはり長い!笑
エジプトロケ入りから探偵が現れるまではさすがに冗長感が・・・
死海に浮かぶ剣の山と、それに刺さる死体については重心の話が出た時点で大体予想がついたかな。ただモスクの住人やその構造についてはまったく想定外。後は薬がからんできちゃってレオナまったくもうというかんじ。でも結局真犯人には驚かされたし、してやられているな~
Posted by ブクログ
なにか求心力のある、大抵はグロテスクでエロチックな歴史上のエピソードを持ってきてなぞったり、今回は「サロメ」「ハリウッド」などの別の要素を組み合わせたりで複雑雑多、でも一本の筋を貫くことで決して飽きさせなくこの長い長い話、重い重い本を出張の鞄に同梱する苦を厭わなくさせる力量は、京極や他のフォロワーからは大きく異なるところなのではないかな。
でもボスである島田はじめ、この一派どうしても好きになれない。人間が下品なような気がする。偏見か?
(以降モロネタバレ)
最後に気がついたのだが、アトピー患者を「怪物」ってしちゃってるんだよな。これちょっとひどくないか?