あらすじ
千春はバス事故で友人や教師を失い、一人生き残った罪悪感に打ちのめされる。そんな千春を取り巻く弟、伯母、担任教師、亡くなった友人の母親、新聞記者、ケーキ店店主という6人の視点で、人間が新たな一歩を踏み出してゆくまでの道のりを丹念に見つめる。明日を生きるための強さを優しく描きだした連作短編集。
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Posted by ブクログ
辛いけれどページをめくる手がとまらなかったです。
バス事故でじぶんだけが生き残ってしまった主人公とその周りで生きている人々の視点から描かれた作品。
それぞれの気持ちが丁寧に描かれているからこそ上手く伝わらない部分にモヤモヤしたり悔しくなったりしました。
ゆっくり時間をかけて生きていく。
明るい兆しが見えたラストで救われました。