【感想・ネタバレ】名探偵夢水清志郎事件ノート(13)のレビュー

「赤い夢へようこそ。」
意味深なセリフと共に、この物語は始まります。

ヒロイン・亜衣の家のお隣にある古い洋館、そこに「名探偵」が引っ越してきた。
ひょろっと背が高く痩せていて、いつでも真っ黒な背広にサングラスをかけている。
非常識で忘れっぽくて、食べ物に関してはとっても意地汚い。
それが「名探偵」夢水清志郎――通称、教授。
名探偵だなんて信じられないくらいのだらしない振る舞いをする教授は、ほんとうに謎解きなんてできるの!?

この作品、小学生の頃に図書館で出会った人も多いのではないでしょうか。
講談社青い鳥文庫の小説『名探偵夢水清志郎シリーズ』を原作とするコミカライズ作品です。
とにかく強烈なキャラクターである「名探偵」の教授と、
亜衣たちとのコミカルなやりとりを描きながら、お話は進んでいきます。
そして事件が起こり、次々と出てくる謎。
普段は頼りない教授ですが、ここぞというところではしっかりと謎解きをしてくれます!
飄々としたセリフ回しで鮮やかに事件の核心をつく、そのギャップは作品の大きな見どころです。
…しかしその後のぐだっとした姿を見ると、それはそれで安心してしまうのです。

――さて、そんな「名探偵」を待ち受けるのは、
遊園地で姿を消す子供たち、首が取れる怪人の正体、鬼伝説の残る孤島、からくりだらけの洋館などなど。
ミステリーの定番を押さえた舞台と謎にワクワクしてしまいます。
ミステリーを気軽に楽しみたい方におすすめです。

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シリーズ面白かった

2021年07月10日

夢水清志郎の漫画版の最終巻。小説版と異なるシーンもあったが、これはこれで面白かった。画が綺麗だったので、小説版の最終巻まで漫画を続けて欲しがった。

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Posted by ブクログ 2013年03月06日

さて、後編。
当たり前かもしれないですが、原作では袋とじになっていたところもしっかり描かれていて安心しました。
いつもはのんびりしている教授が垣間見せる葛藤も夢水シリーズの魅力だと思うので、非常に良かったです。
番外編も収録されていて楽しく読み終えられる一冊でした。ミステリーの館だけだとあまり後味は...続きを読む良くないですものね…。
それにしても、レーチ。頑張って。

えぬえ先生にはこのまま卒業までコミカライズしてほしいです!期待しています!!(`・ω・´)b

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