あらすじ
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サーカスの天才・武井丈吉が扮した怪人二十面相が夜空に舞う気球に乗り、忽然と姿を消してから10年、丈吉の愛弟子であった遠藤平吉のところにひとりの男が訪ねてくる。男の名前は明智小五郎、頬はこけ、眼は落ち窪み、死期が近いことがうかがい知れた。明智は二十面相が残した数冊のノートを平吉に差し出す。行方知れずとなっている師匠の注目を引くために、ひそかに二代目二十面相となることを誓っていた平吉は、ノートをもとに厳しい修行を始める。二十面相への復讐を胸に明智小五郎を継いだ小林との間に第二幕が切って落とされる。話題の映画「K‐20」原作。
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Posted by ブクログ
何と二代目同士の対決になるとは思いませんでしたが、初代の方がどちらも明らかに上手だと思います。でも盛り上がりから考えると、映画版の台本も少し納得。映画を前後編にしてこちらの小説に忠実に作ってもある程度面白かったとは思いますけどね。そして、太宰治についても残念。
Posted by ブクログ
舞台は十年後、戦後となり、二十面相も、明智小五郎も二代目にという設定で話は進む。前編のスマートな怪人二十面相と、知的な明智小五郎との戦いはおもしろかったのだが、ヒステリックな二代目明智小五郎と、芸術性の欠ける二代目怪人二十面相の戦いは、いまいちか…。エンディングもしっくりこない。先代二十面相、先代明智小五郎の戦いにわくわくさせられただけに失速ぶりに、がっかり。
Posted by ブクログ
読もう読もうと思って早数年。本棚の肥やしからようやく脱却。
北村想戯曲、21世紀FOXの芝居はいく作か観賞しました。そういえばファンクラブにも入ってたなあ。
二代目同士の会話は面白かった。二代目明智の嫌らしさが良い。