感情タグBEST3
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Posted by ブクログ 2024年03月03日
終わり方がなかなか衝撃的で驚いた。夫婦同士で不倫し合ってここまでバレないものなのかと思ったが、麻子の鈍感さには呆れた。誠司は最後、鬱になりかけていたがそれは千桜にであったからなのだろうか?そうであったのならば、人の出会いというものは恐ろしいものだと思った。誠司は千桜を神格化していたからこそ、深くのめ...続きを読むり込み「この人しかいない」と思い込んでいた。なんだか宗教みたいだなと思った。
Posted by ブクログ 2017年09月22日
端的に説明するならば、SとSの夫婦と、MとMのそれぞれしっくり行っていない夫婦が知り合い、お互いの性癖も知ってしまう。しかし、Sの夫とMの妻は『恋』と思い、Mの夫とSの妻は『欲望を消化できる相手』となるところが、この作家さんのよく考えた所だと思う。ともすれば夫婦交換のエロ小説になってしまいそうな物語...続きを読むを、江戸の粋と京都の艶を着物に著してスパイスにしていると思った。
でも、まぁ、アダルト小説でしたけどね。
これはブラック村山の方……とは簡単に判断できない人間の業の物語だったけど、おいコーとかと比べてしまうと分類的にはやはりブラックの方だったかと。
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浅草の呉服屋の一人娘、結城麻子はアンティーク着物の仕入れで、京都の葬儀社の桐谷正隆と出会う。野心家の正隆がしだいに麻子との距離を縮めていく一方、ほの暗い過去を抱える正隆の妻・千桜は、人生ではじめて見つけた「奴隷」に悦びを見出していく……。かつてなく猥雑で美しい官能世界が交差する傑作長編。(裏表紙より)