あらすじ
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九州島原でキリシタンが蜂起した。江戸幕府から鎮定の命を受けた諸藩の軍が結集する中、白狐魔丸も一人の忍びの行方を追って島原へと赴く。そこでは圧政に苦しむ百姓たちが救世主を求め、一人の若い男を熱狂的に崇めていた。その男の名は天草四郎。なんと白狐魔丸も知らない技を操る、術の使い手だった…。狐の目を通して人間の歴史の不条理を見据えようとする意欲作。作者のライフワークともいえる骨太の大河ファンタジー。
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Posted by ブクログ
白狐魔丸が仙人様に弟子入りをするところから始まったこのシリーズ。本巻ではとうとう白狐魔丸に弟子ができて、なんだか感慨深い気持ち。
最初は面倒臭そうにあしらっていた煙之丞のことも、なんだかんだ最後まで気にかけていたのが真面目な白狐魔丸らしい。
これまで常に飄々と余裕な姿しか見せていなかった雅姫が、板倉重昌の優しい嘘により自分のいないところで殿に死なれてしまい、激しく動揺するシーンが印象的だった。
Posted by ブクログ
仙人さまひょこりお帰りに!
人間の弟子!
狐まるだしは相変わらずですが割りと悟っているので傍観の立ち位置ですね。
雅姫…女の姿で、武士っ!?宝塚ばりの美しさってことでいーですか。
今回は雅姫の本格的な復讐で、若干弱いものいじめ感あり天草四郎が哀れになってしまいますが、確かにそうだよな…と。日本史には疎いもので天草四郎って良いイメージなものとしか思ってなかったので。妄信は許さずってゆースタンスが一本筋が通ってます。
しかし雅姫は、キリスト教の知識をどこで手にいれたのでしょうか。まさか仙人さまからとか?